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(2021/11/26 追記)

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1億人の大疑問 街で見かける不思議篇
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雑学
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4 言われてみれば確かに不思議な“?”を解く なぜ、神社やお寺にはハトがいっぱいいるのか?

『1億人の大疑問 街で見かける不思議篇』
[編]素朴な疑問探究会 [発行] 河出書房新社


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アドバルーンは、誰がどうやって管理しているのか?


 イベント会場などの屋上には、ユラユラ揺れるアドバルーンがつきもの。たいていのアドバルーンは、専門の職員がつきっきりで管理している。

 天候が良ければ、彼らの仕事は空を見上げているだけですむが、天候が変化すれば神経をつかうし、危険もともなう。

 アドバルーンの天敵は、もちろん風である。風が吹きはじめると、高度を下げるなどの微調節が必要で、強風が吹き荒れるようであれば、すぐさまアドバルーンを降ろさなければならない。そういった作業の最中、思わぬ突風でロープに体をひっぱられ、生命の危険にさらされることもある。アドバルーンの管理は、命をかけた男の仕事なのだ。

 また、アドバルーンの係員は、管理するだけが仕事ではない。揚げるという大変な仕事がその前段階にある。建物によっては、屋上にでるためのまともな階段がなく、壁に取り付けられたコの字型の鉄の棒をよじ登ることも。

 さらに、アドバルーンを屋上に保管するさい、長くて太いロープをシートにしばりつける作業があり、このときのロープの結び方がけっこう複雑で、素人がマネのできるようなものではない。

 アドバルーンの揺れるさまはのどかでも、それを管理している人たちは大変なのだ。

電線はピンと張ったほうが資源の節約にならないのか?

「電柱、電線は、日本の都市景観を(みにく)くしている日本の恥。そっこく撤去(てっきょ)すべきだ」と、主張する人たちがいる。しかし、「じゃあ、どうやって家庭に電気を送るのか」と、彼らの主張を暴論と取る人も多いようだ。

 しかし、電柱・電線撤廃派の主張には、それなりの根拠がある。大半の欧米諸国では、ど田舎でもないかぎり、電気は地下ケーブルで、各家庭まで届けられている。日本のように、地上に電柱をニョキニョキ立てて、電線を張りめぐらしている国は、ほとんどないのである。

 都市の景観談義はさておき、差し当たっていまの日本の電線の話をしよう。

 私たちがふだん家のまわりで目にする電線や、発電所から変電所まで電気を送る電線は、電信柱と電信柱のあいだ、鉄塔と鉄塔のあいだが、ダラ〜ンと大きくたるんでいるものだ。

 資源の節約が叫ばれているこの時代に、あれは資源のムダづかいにみえるかもしれない。ピンと張ったほうが電線は短くてすみそうにも思える。しかしもし、送電線をピンと張ると、送電線は真ん中あたりでブチッと切れてしまうのだ。

 電線を人間の腕に置き換えて説明したいので、ひとまず一〇キロの重さのカバンを、ふたりでもつ場面を想定してほしい。

 ふつうに腕を下げてもてば、腕に負担がかからないので、カバンはラクにもつことができる。だが、もし腕を水平にしてカバンをもったら、腕にすごい負担がかかり、重たくてたまらなくなるだろう。送電線をピンと張ると、これと同じことが起きるのだ。

 しかも、鉄塔と鉄塔のあいだは、かなり距離がある。そこに送電線をピンと水平に張ると、どうなるか。送電線の両端から等距離のところの断面に、送電線の全重量がかかることになる。送電線の材料のアルミは、その重さに耐えきれず、切れてしまうのである。

 送電線のたるみは、資源のムダづかいどころか、たるんでいるからこそ、電気は我々の元にまで届くのだ。

新幹線用の200mレールはどうやって現地まで運ぶのか?
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