シャーリーズ・セロン
前著の彼女の項で“脱ぎ脱ぎシャーリーズ”と呼んだものだが、その本領発揮作が、09年度日本公開洋画でわがベストワン、おまけにシャーリーズ・セロンにわが主演女優賞を謹呈した「あの日、欲望の大地で」であった。もちろん、わが助演女優賞はこの作品のキム・ベイシンガー様である。独断と偏見で敢えて言うならば、これが同じオスカー女優でパツキンとはいえ、例えばメリル・ストリープとグィネス・パルトローが主演だったら、私はこの映画に多分ソッポを向いていたコトだろう。それが頑迷な女優原理主義というものさ。メリルやグィネスのファンの方、御免なさい。
冒頭から衝撃的で“痛い”。