スーザン・サランドン
女優の歳をあげつらうのは野暮と思いつつもスーザン・サランドンが、今年(10年)の10月で64歳、と思うと感無量だった。もちろん、歳を感じさせることなく現役バリバリで、それだけ若い、とも言えるだろう。
彼女のインタビューのコメントで忘れ難いのが、『私はこれからも、世間から“ビッチ”と呼ばれるような女性像を演じていきたい』という決然たる言葉だった。この言葉は、確か「テルマ&ルイーズ」と「ぼくの美しい人だから」の公開後の92〜93年頃のだったと思う。おそらく彼女は、この2本の傑作で演じたヒロインのキャラクターをふまえた上での確信犯的な発言だろう。