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(2021/11/26 追記)

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BL時代の男子学 〜21世紀のハリウッド映画に見るブロマンス〜
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エンタメ
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21世紀最高のラブストーリー

『BL時代の男子学 〜21世紀のハリウッド映画に見るブロマンス〜』
[著]國友万裕 [発行]近代映画社


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 アン・リー監督の「ブロークバック・マウンテン」(05)は、おそらく21世紀最高のラブストーリー映画です。これほどまでに美しい愛を描いた映画はそうはありません。ご存じの通り、「ブロークバック・マウンテン」は男二人の愛の話です。ワイオミングの美しい風景をバックに、季節労働者として雇われたイニス(ヒース・レッジャー)とジャック(ジェーク・ギレンホール)の20年間にわたる愛を描きます。ラストシーンには思わず涙した人もいたはず。映画としての評価も高く、アカデミー賞の監督賞をはじめ数々の賞を受賞しましたし、21世紀の純愛映画として筆頭に挙げられるものです。

 とはいっても、男同士の愛の話だからなあ……と思う人もいるかもしれませんね。

 でも、その考えは、もはや時代遅れ。21世紀のアメリカの男女の恋愛映画といった場合に、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。きっと、映画ファンでもそうすぐに浮かぶものはないのではないでしょうか。私が個人的に好きだったのは、「恋愛適齢期」(ナンシー・マイヤーズ監督/03)、「あなたは私の婿になる」(アン・フレッチャー監督/09)くらいでしょうか。しかし、両方ともロマンティック・コメディの範疇に入る映画で、「ブロークバック・マウンテン」のようなドラマティックな恋愛映画ではありません。シリアスなドラマでの男女の恋愛ものは本当に少ないというのが実情です。男女の恋愛が描かれていても、それは話の一部、あるいは二次的な要素にすぎず、「ブロークバック・マウンテン」のように恋愛を突っ込んで描こうとする映画はきわめて少ないのです。むしろ、男同士あるいは女同士の愛を描く映画が徐々に増えています。

 私は大学で教えているのですが、最近の大学生と話していると、昔に比べてゲイに対する偏見を持っている人は少ないようですし、『ぼくはゲイじゃないけど、友達にはゲイがいるし、ゲイが悪いとは思わない』という人が大半です。

 これだけ映画やテレビなどでゲイが身近な存在として描かれるようになってくると、あからさまにゲイを差別するようなことを言うと、古い人だ、偏見のある人だと見られることになります。それもあって、いまの若い人はゲイを差別するようなことは言わなくなってきた、という面もあるのでしょうが、実際、偏見もないのでしょう。

 時代は変わりました。

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