読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
100
kiji
0
0
1035677
0
都市伝説 信じたくない恐怖
2
0
0
0
0
0
0
エンタメ
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
第三の扉…ショービジネス界の闇

『都市伝説 信じたくない恐怖』
[編]現代ふしぎ調査班 [発行] 河出書房新社


読了目安時間:27分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ





 われわれの世間や社会は、もはやテレビモニターの中にある。

 ゲストタレントが並んで、取材映像を見ながら()にもつかない意見や感想を述べるバラエティが全盛なのも、そこがいまの生活が失った井戸端会議の場所だからだ。

 テレビ内に()み、毎日顔を見る人々こそ、われわれがもっともよく知っている隣人なのだ。

 しかし、われわれは彼らのことを本当に知っているわけではない。テレビは切り取った面しか見せてくれない。

 整形疑惑、ヅラ疑惑、テレビ本番でのハプニング、消えた芸能人の行方、スキャンダルのもみ消し……

 興味津々(しんしん)の話が芸能界・テレビ業界にはたくさんあると信じられている。よく知っているようで、われわれの見えない所では何をやっているかワカラナイ彼ら。ここに、芸能界に都市伝説が多数発生する素地(そじ)が存在しているわけだ。


みのもんたは、「5人」いる!

 古くは松本清張、最近では漫画家の柳沢きみおのように、同時期にいくつもの仕事をこなす人物には「複数説」がたびたび誕生する。ただし、それは表に顔を出さない職業だからこそありうる話。だから売れっ子の作詞家や作曲家にも、同様のケースは多数、存在した。

 その点、みのもんたのように朝から晩までテレビに出ていながら「じつはふたりいる」とささやかれるのはきわめて珍しい。いや、ふたりどころではない。「みのもんたは5人いる!」という説もあり、こうなるとまるでゴレンジャーかと言いたくなるような大編隊である。

 しかもご丁寧(ていねい)に、その内訳まで決まっているのだ。いわく、
「ひとりは銀座の車の手配師、ひとりは北海道の駄菓子屋のオヤジ、ひとりは逗子(ずし)の居酒屋の店主……」

 こうした人物たちが早朝から夜中まで、年中無休で仕事をこなすみのもんたの「替え玉」を交替で務めるのだとか。なるほど、いまの日本で影武者説が飛び出すほどの「オイソガ氏」と言えば、みのを置いてほかにない。ただ、彼の本当の「恐ろしさ」とは、テレビに映らない部分にあるという。

 早朝のレギュラー番組を持っているみのは、夜が明けきらないうちに局に入る。しかし、そんなシフトになろうと、大好きな銀座通いは別物。スタッフを引き連れて豪快に金を使い、しかも、もっともハイピッチでグラスを空けるのがみの自身だとか。

 ひとりふたりとダウンするスタッフを尻目に、悠々(ゆうゆう)と帰路につき、ふたたび翌朝のテレビ局へ――こんなタフな人間の替え玉は、何人いようが到底ムリな話なのかもしれない……。


関係者が次々に死ぬ「呪いのCM」

 1980年代の中ごろ、当時としてはちょっと目新しい印象のCMが流れていた。そのCMは、あるティッシュメーカーのもので、人気女優が赤い背景をバックに座り、彼女の前を赤鬼のコスチュームを着た外国人の子どもがティッシュを抜き取っていくという(おだ)やかでコミカルなもの。ただひとつ、BGMの英語のアカペラが少しミスマッチではあったが……。

 ところが、このCM撮影後から悲劇が連続した、という噂が流れた。その詳細は「赤鬼を演じた子どもが、放映前に3日3晩、金縛りに苦しんだまま急死した」「撮影したカメラマンも、サウナで加熱機が故障したために焼死した」「女優自身も、撮影直後からの極度のノイローゼで入院した」というもの。

 さらに、
「このCMを偶然録画した人がそのビデオを再生すると、亡くなった子どもが演じた赤鬼が青鬼に変わり、BGMのアカペラも若い女性の声から、不気味な老婆のものになっていた」

 というものもある。

 この噂にはさらに後日談がある。
「関係者が調べたところ、問題はBGMにあることがわかった。じつはあの曲はキリスト教国においてはもっぱら黒ミサに使われ、「悪魔の歌」とも呼ばれるものだったのである。その内容は『死ね……死ね……呪い殺してやる』という、まさに呪いの曲だった……」

 さて、このCMは、じっさいにオンエア終了後にメディアでも話題となった。ただしその理由は、人気女優の起用と、内容の斬新(ざんしん)さにあった。もちろん死人などひとりも出ていない。BGMに使用された『It's A Fine Day』もタイトルどおり、極めて平和な歌である。

 ただひとつ、こんな都市伝説が生まれたのは、人気女優、子どもの赤鬼、アカペラのBGMという取り合わせが、ややマイナス方向の異空間性、非日常性を(かも)し出してしまったからかもしれない。


「砂嵐画面」で明日死ぬ人がわかる

 明け方の3時、4時……すべての放送予定を終えたテレビから、ザザザーッという音とともに「砂嵐」と呼ばれるノイズが流れる。デジタル化しつつある現在では見る機会が少なくなったが、かつてこの「砂嵐」はさまざまな伝説を生むもとになった。

 たとえば、NHKを例にとると、こんな切実な噂がある。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:11121文字/本文:13113文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次