『子どもの能力開発法』
[著]多湖輝
[発行]ゴマブックス
昔から、いわゆる名司会者と言われているような人は、たとえば地方へ出かけていったときなど、かならずその地方の代表的な方言を調べておき、これを司会の際に取り入れたりしていました。“NHKのど自慢”で、一世を風びした、いまは亡き宮田輝さんが「おバンです」などと呼びかけると、聴衆はそれだけで、宮田さんに親しみを感じたものです。
これと同じ理屈で、子どもの世界に足を踏み入れるためには、まず、子どもたちの使いなれている言葉を使ってみると効果的です。