読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
100
kiji
0
0
1037140
0
かなりHな大疑問
2
0
51
0
0
0
0
雑学
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
2 ふたりの“性欲”の不思議に迫る

『かなりHな大疑問』
[編]博学こだわり倶楽部 [発行] 河出書房新社


読了目安時間:27分
この記事が役に立った
51
| |
文字サイズ

――彼女がたまらなく“したくなる”時はいつ?


彼女がたまらなく、“したくなる”時はいつ?


 人間と動物が大きくちがうことの一つに、性衝動のメカニズムがある。ご存じのように、動物は繁殖期にだけ発情し、メスはその期間しかオスを受けつけない。ところが、人間は、年がら年じゅう発情し、女性はいつでも男性を受け入れる態勢にある。

 このちがいは、動物の性衝動が、発情ホルモンに支配されているのに対し、人間の性衝動が脳によって支配されているからといわれる。

 ところが、人間にも、動物のように性ホルモンのバランスの変化によって、「したくなる」ときがあるといわれる。それが、女性の排卵期だ。じっさい、排卵期は妊娠しやすい時期であり、セックスが生殖のために行われるものであると考えたら、この説は納得できる。

 だが、アンケートをとってみると、多くの女性は月経直前と直後に性欲のピークを迎え、その間の排卵期は、むしろ性欲が弱いという結果が出ている。

 これをどう見るかというと、大脳の作用によるものとする学者が多い。たとえば、月経の前後は、妊娠の心配がないために、セックスが十分楽しめる。そのため、その時期がくると性欲が高まるというのだ。

 いずれにせよ、彼女が“したい”と思っている時を、生理学的に正確に見抜くのは、なかなか難しいようだ。

女性が三〇歳すぎるとますますエッチになるわけは?


 新婚時代には、同じ布団に入るのも恥ずかしがっていたような女性が、三〇歳を過ぎたあたりになると、大胆に自分からせがんでセックスするようになったりする。これは夫の調教の賜物(たまもの)だともいえるだろうが、じつは、生理学的に女性は三〇歳を過ぎると、セックスが好きになるようにできている。

 まず、二五歳後半ごろから女性は、女性ホルモンの分泌量がふえて最高値に達し、三〇歳を過ぎると、女性ホルモンは減少していく。女性ホルモンは性衝動を抑える働きをしているため、これが減少すると、女性はセックスに貪欲になっていくのだ。また、女性ホルモンが減ると、男性ホルモンがふえてくる。男性ホルモンは、性に対して女性をより積極的にさせる作用がある。

 三〇歳を過ぎた女性といえば、肉体的にすばらしく成熟している。そんな女性が男性に迫ってくるようになるのだから、男にとってはありがたい話ではないか。

女性には、本当に「灰になるまで」性欲があるの?


 名奉行(めいぶぎょう)大岡越前守(おおおかえちぜんのかみ)は、裁きをまかされた事件で、女性の性について疑問を持ち、母親にたずねたという。
「女子は、いくつくらいまで、性欲があるものでしょうか?」

 すると、母親は黙して語らず、恥ずかしそうに火鉢の灰をかき回すだけだったが、大岡越前守はそのしぐさから、母親の答えを読みとったという。
「女の性欲は灰になるまで」というのが、母の答えだったのだ。

 じっさい、中年期以降、女性の性欲は男性を上回っていく。というのも、性欲の衝動を高める男性ホルモンが、年を重ねるにつれて女性は高まってくるからだ。もともと、この男性ホルモンは、男女ともにそれぞれ女性ホルモンと一定の比率を保って持っているもの。

 ところが、年を重ねるにつれて、男性は男性ホルモンの分泌が大幅に減少し、逆に、女性は男性ホルモンの比率が高まっていく。

 つまり、男性の性欲は下降線をたどっていくが、女性は逆に上昇していくわけだ。「女の性欲は灰になるまで」という説の根拠はここにある。

 ただし、一般論としてそうはいえても、性の問題は個人差が大きい。更年期以降の女性が、夫の欲求に耐えられないという話もよくある。生理学的には説明できても、じっさいのところは、そう簡単な話ではなさそうだ。

“したい”気分は季節で変化するって?!


 人間は一年じゅう発情している動物だが、さすがの人間の性欲にも、季節や時間帯によって、多少のちがいはあるようだ。

 フランスで行われた調査によると、性欲に大きな影響を与える男性ホルモンの分泌量は、五月には午前八時にピークを迎え、一一月には午後二時ころがピークになったという。要するに、春は起きたときから午前中にかけて性欲が高まり、秋はランチを食べたあとに性欲が強くなるということだ。

 また、日本不妊学会の報告によると、男性の精子数には、かなりの季節変動があり、おおむね「気温が下がっていくと、精子がふえる」傾向があることがわかっている。ただし、精子がふえても、それが直接的に性欲と結びつくかどうかはよくわかっていない。

 また、北部フィンランドで、既婚女性六〇〇〇人を対象にして、五年間調査したところ、五月から七月にかけて妊娠する人がもっとも多く、一月から二月は最低だった。フィンランド北部は、冬季は日照時間が極端に短くなる。日照時間が短いと性ホルモンが刺激されないため、妊娠率も低くなるとみられている。

 ただし、人間が妊娠する動機には、経済的・社会的な条件も加わるため、かならずしも性衝動とは関係がないという指摘もある。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
51
残り:11357文字/本文:13411文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次