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うっかり死んでしまわないための死の雑学
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雑学
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ダイエット後に一気に物を食べると?

『うっかり死んでしまわないための死の雑学』
[著]上野正彦 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:2分
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修行や抗議のために断食する者はいますが、それを行うのはごく一部に限られています。飢餓というのも今の飽食ニッポンには縁がないようです。しかし、なかにはダイエットによる減量でなにも食べなかったり、食料のない場所で遭難してなにも食べられなかったりと、人はいつ空腹に苦しめられる状況になるかわかりません。そんな状況のあと、食べ物を目の前にすれば一気に食べたくなる衝動にかられます。しかし、それは危険を伴う行為だったのです。


 死ぬ危険があるかどうかはケースバイケースなので断言はできない。ただし、体の状態が悪くなることだけは確かだ。

 まず、食べていないことによって体は低栄養状態になっている。さらに、体は低蛋白質(たんぱくしつ)になり貧血気味になっている。そこへ、いきなり物が入ってくれば当然充血が起こる。消化吸収をしなくてはならないため、休んでいた消化器系が働き始め血液が一気に流れ出すから、消化器系の循環はおかしくなってしまうのである。

 よく食後すぐにお風呂に入るのはよくないと言われているのと同じだ。満腹になり消化器系が働き始めると、そこには血液がいっぱい集まってくる。ところが、お風呂に入ると、温まることで表面の血管へ血液が流れ出て消化器系の血液が減ってしまう。そうすると心臓の活動が(おろそ)かになり具合が悪くなってくるのである。

 つまり、循環器系のバランスが崩れることでほかの臓器にも影響が出やすいということだ。だから、心臓に疾患を持っている人はもろに影響を受ける可能性がある。

 では、それを回避するためにはどうすればよいか? 消化器系の機能は長く休息していたわけだが、少しずつ食べ物を流し込んでいけば対応できる。よくないのは空腹だからといって一気に大喰いすること。消化器系が順応できず、消化吸収機能が十分に働かない。そのため食べ物を異物と捉えて嘔吐(おうと)してしまう。減量したボクサーが一気に物を食べることにより吐いてしまうのはこのためだ。少量ずつじっくり噛みながら食べていけば消化器系の機能は徐々に活発化して正常な働きを取り戻すようになる。

 空腹で家に帰ってきた子どもや若者が、いきなり丼飯でガツガツ食べるのを見て、「見事な食べっぷりだ」と言う人がいるが、これも決して褒められたものではない。

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