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●あなたの人生ランキング 前編

『毒の恋愛学』
[著]藤田徳人 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:13分
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人生をランク付けする


 幸せな人生とはどういう人生を言うのでしょうか? これは人それぞれの考え方や育った環境などによって様々です。ある人が幸せと思うようなことが他の人にとっては不幸せと感じることもあり、逆のパターンもあります。


 人生は一度きりしかありません。そしてその人生は時間制限つきです。80〜90年間のうちに自分がこの世に生きた証を残さなければなりません。しかし、生きた証、悔いのない人生とは何を指し、どうすることなのでしょうか? これは私たちがいくら考えても答えの出るのもではないと思います。だからこそ、私たちは自分の行動に疑問を感じたり悩んだりするのです。


 そこで私は女性の人生にランキングをつけるという、かなり無謀なことにチャレンジしてみることにしました。もちろん、これはひとつのお遊びなので、まじまじと考えることではありません。人間が生きていくということを数値化するとどのようになるのか? をある程度科学的な観点から考えてみたいと思います。

子孫繁栄を中心に考える


 まず、人間を含めたすべての生き物は理由なくこの世に誕生するわけではありません。自分の遺伝子を受け継いだ子孫を増やしていくという使命を持たされて生まれます。もちろん、このような使命を持たずに生まれてくる子供もいます。それは遺伝子に欠陥があって、繁殖能力がないままに生まれた子供です。ラバなどがまさにそうです。


 アリや蜂、一部の哺乳類などは、わざと繁殖できない子供を産みます。しかし、これは決して無駄なことではありません。というのも彼らを子育てにたずさわらせたり、または兵隊として敵から自分たちを守る業務につかせたりして、種全体として繁殖に圧倒的な力を発揮するからです。生殖能力を持たずに生まれた彼らは、自分の遺伝子を残す使命を与えられていませんが、仲間の子孫を守り、仲間の遺伝子を繁栄させていくことに大きく役立つのです。身近な仲間は当然自分の遺伝子と似ている遺伝子を持っているので、仲間の繁殖を助けることが、結局自分と近い(似ている)遺伝子を増やすことにつながっているという説が現在のところ有力なようです。


 こうして考えると、生殖能力を持っていようといまいと、すべての生き物は自分の、または自分に似ている遺伝子を、できるだけ多く残していくという使命を持って生まれたと言えそうです。


 最近は働く女性が増え、一生子供を産まない人もいますが、そのような女性は生きて働くことが社会の発展、国力の増加のために役立っており、結局自分たちの仲間の遺伝子を増やすことに貢献していると言えそうです。つまり子供を産まない人でさえ、子孫繁栄に貢献していることがわかります。


 子供を産むか産まないかに関わらず、どんな形にしても私たちは結局子孫を繁栄させるという使命を持たされて生まれていると言えるかもしれません。そしてそのためには、仲間でない遺伝子を持つ近隣の敵を殺すこともあるのです。

兵隊アリはかわいそう? 働く女性はかわいそう?


 生殖能力を全く持たされず、ただ、戦って死ぬ運命に生まれた兵隊アリはかわいそうでしょうか? 実はそうでもないのです。彼らはアリの中では威信があり、生活が優遇されます。働きアリほど働かなくても食べ物が与えられるし、逆に戦いがなければとても恵まれた生活をしていることになります。彼らにはぜいたくと自由と威信が与えられています。


 実は兵隊アリが優遇されるシステムはアメリカの軍隊でもとられています。


 例えばスラム街に生まれた男の子は、普通の子供よりも出世する機会に恵まれません。将来、女性を養うだけの経済力を持てるようになる可能性は低く、女性に結婚さえしてもらえない男性が多くなります。スラム街に生まれた男の子はその事実だけで、子孫を残すことに不利なのです。


 そこでアメリカではそのような男性を軍隊に志願させ、国力を上げることに利用しています。スラム街で飢え死にするよりは、兵隊になって優遇されたほうがいいからです。しかも軍隊に入れば、結婚できるチャンスもあります。それは国のために命をかけて戦うことが彼らに威信をつけるからです。


 普通なら邪魔者扱いされるスラム街の男性が、軍隊に志願することで生きる保証を与えられるのです。確かに戦争が起これば命の保証が全くありませんが、いつ餓死するかもわからないスラム生活よりはるかにいいのです。命の危険性を侵し、生殖のチャンスが低下しても、兵隊になって威信を得ることには十分なメリットがあるわけです。


 このことは働く女性にも言えます。職を持ち、男性と同じように働くことは、自分の生殖チャンスをおもいっきり低下させます。しかし彼女たちは生殖を犠牲にするかわりに社会からの威信を手にいれ、子育てからの解放という自由を手に入れます。そしてこのような人生は間違いなく社会に貢献し、仲間の子孫繁栄の手伝いをすることになるのです。女性が働くことは生殖アリが兵隊アリになるようなものですが、それでも彼女たちは自分自身をかわいそうと思っているでしょうか? いいえ、兵隊アリになって得られる威信と待遇もまた、人生に輝きを与えてくれます。

両親は娘に兵隊アリになってほしくない


 女性が男性以上にバリバリ仕事をし、繁殖を犠牲にすることは、その人生に輝きを与えますが、自分の娘に生殖を放棄した兵隊アリになってほしいと思っている両親はほとんどいないと思います。娘が生殖チャンスを放棄すれば、両親にとって自分たちの遺伝子が絶滅することになりかねないからです。


 もし、あなたに一人娘がいたとしたら、その娘に「子供を産まない兵隊アリ」になってほしいと思うでしょうか? 恐らく思わないでしょう。ということは、女性がキャリアウーマンになり、子供を産まない、または少ない子供しか産まないことは両親にとってはあまり歓迎すべきことではないことがわかります。女性が働くことは、明らかに社会に貢献することなので、歓迎すべきですが、自分の娘にはそうなってほしくないと思うのが両親の本心です。


 一生独身を通し、子供を産まない女性は、どんなに社会に進出して大きな貢献をして威信をつけたとしても、子孫の残しあい競争では「負け組み」になるという事実は否定することができません。


 ただし、人間には「子育てするよりも社会で威信をつけて優遇されて暮らす方が快感」となるようにも遺伝子にインプットされているため(この本能を社会欲という)、子育てせず、キャリアを積む女性も大勢いるようです。


 なぜそのような本能がインプットされているのか? これはアリが生殖と無関係な兵隊アリを産むことと同じ原理かもしれません。子孫を繁栄させるためには、群集を作り、そこを守る兵隊を作ったほうが、群集内で安心して子孫を繁栄させることができるからです。結婚に妥協して(快感の低い結婚をして)、それほど好きでない夫の子供を産んで育てるよりも、社会に貢献して、優遇されて生きるほうが快感だということはわかります。社会に貢献することも、仲間の子孫繁栄を助けていることになっているからです。


 だから私たちは、例えば国同士の戦争となると、自分の命(生殖のチャンス)を捨ててまで、他国の兵士と戦おうとするのです。この本能がなければ、もとより私たちは絶滅していたに違いありません。

女性の人生の点数化


 このような見解を元にして女性の人生に点数をつけてみることにします。ただし、点数化はあくまで私の主観を元に作成したものですので、自分の歩んでいる人生の点数が低くても、あまり気を悪くなさらないでください。

「点数化の取り決め」


 私達は子どもを作り、自分の遺伝子のコピーを作ります。このとき、二人の子どもを作って初めて、自分の遺伝子の複製を一つ作ったことになります。なぜなら、子どもの遺伝子は母親のものが半分、父親のものが半分でできているからです。二人の子どもを作ったときに初めて、半分+半分=1で、1人前の遺伝子を後世に残したことになります。したがって、二人の子どもを産んだ場合を100点とします。一人の子どもを残した場合は50点とします。これを基本に考えていきます。


 次に女性が結婚せずに独身でいて、子どもをもうけなかった場合を点数化します。これは決して0点ではありません。少なくとも、キャリアを積んで社会に貢献し、威信を得ることは、子どもを一人作るよりも、強い快感を得られることも多いわけで、しかも仲間の子孫繁栄を助けることになります。ですから一生独身は、子どもを一人作る場合の50点よりも点数が高いと考えます。ただし、子どもを二人作る(100点)よりは点数が低いと考え、結局「一生独身=75点」とします。


 1)子どもを一人作る=50点


 2)子どもを二人作る=100点


 3)一生独身=75点


 を基本として話を進めていきたいと思います。

女性の人生パターンを点数化する

「パターン1 好きな人と恋愛して結婚、専業主婦(子供は普通に作る)」


 好きなひと=あなたがぞっこんの男性と定義します。あなたがぞっこんの男性は生命力が強く、経済力も強く、また、ハンサムだったりもします。ぞっこんであるのはあなたよりも相手の男性がモテる場合であり、結局その男性との間に子どもを作ると繁殖力の強い子どもができる可能性、またはたくさんの子どもを育てることのできる可能性が手に入ることを意味します。ですから、ぞっこんの男性と結婚できて専業主婦の場合、子供は二人以上できる可能性が高いでしょう。しかも、生まれた子供も強い子供になる可能性が高く、点数を2割増しとすることにします。強い子供は次の世代で繁殖力が強いと考えるからです。ただし、夫はモテるので浮気される覚悟は必要かもしれません。そのストレスに耐えなければならないというマイナス面もあります。

「パターン1=2・5(子供の人数)×50×1・2(2割増)=150点」

「パターン2 好きな人と結婚するが、子供は要らない(共稼ぎ)」


 だれと結婚しようとも、子供を作らなければ自分の直系の子孫は絶滅です。ただし、その分、自由が得られ、あなたが生きることは社会に貢献することになります。また、夫は仕事をしてお金を稼いで来てくれるし、子育てをしなくていい分、あなたが自由に働くことが可能です。自由に働けば、社会貢献度が上がるのでこれを1割増しにします。

「パターン2=75(子供を作らない基本点数)×1・1(1割増)=82・5点」

「パターン3 すごく愛してはいないけど、まあまあ妥協できた人と結婚。(子供は普通に作る、専業主婦)」


 女性が妥協の結婚をした場合、子供をたくさん作らないという調査結果があります。特に自分よりも学歴の低い夫との間では、子供をもうけない夫婦が多いという衝撃の研究結果もあります。ここでは子供の数を2人よりも低い1・75人として計算。しかも妥協結婚の場合、子供の質もやや低下。しかし、夫は熱心に子育てする傾向が強いので、教育には恵まれそうです。したがって差し引きゼロです。さらに妻が働けばここに社会貢献度がプラスされますが、逆に子供の家庭環境としてはマイナス要因となります。兼業主婦についてはここで詳しくは述べません。

「パターン3=1・75×50×1(差し引きゼロ)=77・5点+α(兼業主婦)」

「パターン4 パターン3後、夫に飽きたらず、家庭を守りつつも浮気(専業主婦)」


 女性の浮気は結局、夫よりも優れた遺伝子を持つ男の子供が欲しいという願望です。そして、可能なら、浮気相手の子を宿し、その子を夫に育てさせるのがもっとも効率のよい方法です。アメリカの産婦人科医の研究では、10人に1人の割合で、浮気の子が存在するという発表があります。浮気の子は夫の子よりも優れた遺伝子を持つと考え、2割増しとします。ただし、この事実がバレる危険性があるので、その危険性を2割引とします。

「パターン4={77・5(パターン3の点数)+0・1(浮気の子の割合)×50×1・2}×0・8(浮気がばれる危険)=65・2点」 

「パターン5 パターン3後、夫婦共々家庭不和を回避しつつ浮気」


 これはパターン4に夫の浮気も加わる形です。この場合、本来子供に行くべき養育費が夫の浮気により他の女性に消費されてしまうので、子供が育つ環境が劣化します。したがって、さらに2割引とします。

「パターン5=パターン4×0・8=52・2点」

「パターン6 結婚はしたものの、離婚、子供なし(離婚原因=夫の浮気)」


 夫がたいへんモテる人と結婚すると、浮気される可能性は高く、それを許せなかった場合の離婚というものは、離婚後女性の社会貢献度が低くなりがちです。というのも、女性側の両親がある程度裕福でなければ、このような離婚は成立しにくいからです。つまり、女性が社会競争力を持っておらず、親の財産で生活するパターンが多いからです。もちろん例外もありますが、一般的に社会貢献度は2割引とします。

「パターン6=75(一生独身の基本点)×0・8=60点」

「パターン7 結婚はしたものの、離婚、子供なし(離婚原因=夫が物足りない)」


 女性の仕事能力が高く、男性のそれを上回っている場合、離婚になる確率は高くなります。つまり、夫が主夫の場合です。このケースでは女性が卓越した能力を持っていることが多く、社会貢献度は2割増しとします。

「パターン7=75(一生独身の基本点)×1・2(2割増し)=90点」

「パターン8 結婚はしたものの、離婚、子供有り」


 母子家庭の子供の数は当然ながら、夫がいる家庭よりも子供の数が少なくなります。経済力がダウンするからです。よって子供の数を1・3とします。また、十分な教育を受ける環境もやや低下するので2割引。ただし、女性が働かなければならないので、社会貢献度がプラスされます。ですが、これも子育てに追われる分、かなり低下するので4割引とします。

「パターン8=50×1・3×0・8+75×0・6=97点」

「パターン9 未婚の母、相手とは音信不通」


 未婚の母の場合、子供の数は一人であることがほとんどです。ただし、相手の男性は優秀な遺伝子を持っていることが多く、2割増し。しかし、十分な家庭環境とは言えないので2割引。当然仕事もするので社会貢献度はパターン8に準じます。

「パターン9=50×1×0・8+75×0・6=85点」

「パターン10 不倫(愛人)で一生を終える。子供なし」


 愛人の場合、相手の男性に多少養ってもらっているので女性はそれに甘えて働かないパターンか、おもいっきり働いて有能であるかの両極端になりそうです。つまり、社会貢献度が高い人もいれば低い人もいます。しかし、平均すると、甘えている女性の方が若干多いと判断し、1割引とします。なぜなら、そもそも愛人ができるということは女性にそれなりの性的魅力があるということなので、その魅力を利用して「甘えの人生」を送ることが少なくないからです。

「パターン10=75(一生独身の基本点)×0・9=67・5点」


 これ以外にもいろいろなパターンがありますが、列挙すればきりがないのでこのくらいにしておきます。そして、後編に続きます。

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