人間の性行動ほど異常なものはない
唐突ですが、人間以外の動物たちの交尾を観察すると、だいたい共通したものがあります。まず、セックスを仲間のいる前でもできること。もっとも活動性の高い昼に行うこと(夜行性の場合は夜)。そして発情期しかしないことなどです。
私たち人間にしてみれば、動物たちの交尾は恥も外聞もなく、デリカシーのないものだと思うことでしょう。しかし、本当のことを言うと、人間のセックスこそが他の動物たちと比べると極めて特殊であり、変態なのです。
その変態の数々を挙げると、まずセックスを隠れて行うこと。昼間ではなく深夜にすること。年中することなどです。これらは他の動物たちからすると極めて異質。そして中でも際立って変態な性行動が女性のアノ声です。他の動物では、セックスの最中にあのような大きなあえぎ声をほとんど出しません。そういった意味で人間の女性のアノ声は、性行動の中でも異常の領域に達しています。ここでは、なぜ女性がセックスの最中に、あのようなあえぎ声を出すのか? ということを科学的に解明し、アノ声の有効利用を提案したいと思います。