『タモリ学 タモリにとってタモリとは何か?』
[著]戸部田誠(てれびのスキマ)
[発行]イースト・プレス
赤塚不二夫とタモリは、ある時は広い岩風呂で、素っ裸のままイグアナの形態模写に興じた。何も知らない客が入ってきてもお構いなしに、洗い場を這いまわったり湯船に飛び込んだりしていた。
またある時は零下12度の雪降る庭で、全裸になって足を組み平気な顔で週刊誌を読んだり、赤塚はそれに飽きたらず火のついたロウソクを突っ込んだお尻を高く上げ、後ろ向きに歩き爆笑を誘ったりもした。