『タモリ学 タモリにとってタモリとは何か?』
[著]戸部田誠(てれびのスキマ)
[発行]イースト・プレス
製材所のエピソードでも分かるように、タモリの観察癖は幼少時からのものだ。第1章でも触れたが、タモリは「ぎんぎんぎらぎら……」とお遊戯するマリア幼稚園の園児たちを外から観察して「俺はこんな子どもじみたことはできない」と入園を拒否。その代償として、以後孤独な時間を過ごすことを強いられた。同年代の子供たちはみんな幼稚園に通う中、残されたのはタモリひとり。