『タモリ学 タモリにとってタモリとは何か?』
[著]戸部田誠(てれびのスキマ)
[発行]イースト・プレス
横澤がタモリを『いいとも』に抜擢しようとした際に、周囲から受けた不安要素として、「密室芸人ゆえに、客前ではその持ち味が発揮できないのではないか」というものがあった。しかしタモリはそもそも、学生時代から客前の司会業を任されていたのだ。
「政経あたりはむずかしいし、とても入れんだろう……なら、文学部はやさしそうだし(略)結局、哲学科っていうのは適当に理論をふるってりゃ何とかなるんじゃないか、と(笑)。