『タモリ学 タモリにとってタモリとは何か?』
[著]戸部田誠(てれびのスキマ)
[発行]イースト・プレス
1982年に行われた糸井重里との対談で、タモリは自らの性格を「もう刹那的そのもの」と語った[14]。さらに「ボクは、分裂的アメーバ人間。三角だろうが、四角だろうが、どうなふうにも、合わせることができる」と自身を形容している。
「人間にとって一番大切なのは人生である」──タモリはサインを頼まれたとき、ふざけてこう添えることがあるという。それを見た人が妙に感心してしまったりするというが、タモリの思想はその正反対にある。