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知られざる世界史 あの人の「幕引き」
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歴史
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アインシュタイン Albert Einstein【一八七九〜一九五五】

『知られざる世界史 あの人の「幕引き」』
[編]歴史の謎研究会 [発行]青春出版社


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ドイツ生まれの物理学者。相対性理論を完成し、二〇世紀最大の天才といわれる。ナチスの台頭とともにアメリカに亡命し、原子爆弾の開発を促進するよう進言する手紙をローズヴェルト大統領に出したが、後に後悔している。

■行方不明になった二〇世紀最大の物理学者の脳


 アインシュタインは晩年の一〇年間を原水爆開発運動に捧げ、深い孤独感をよく口にするようになった。

 一九五五年、七六歳のとき、腹部の大動脈瘤破裂によりニュージャージー州のプリンストン病院で死亡した。

 彼の遺体は死因を確認するために検死解剖されてから、遺言によって火葬されたが、その後、彼の脳が大きなミステリーを生み出す。

 火葬前の検死解剖のときに、プリンストン病院はアインシュタインの脳を研究材料として提供してくれるよう、息子のハンス・アルバート・アインシュタインに頼んだ。ハンスがそれに応じると、三人の科学者が脳を欲しがった。プリンストン病院の院長ジョン・カウフマン、ジョンズ・ホプキンス大学の神経学者ジャージー・ローズ、ニューヨークのモンティフィオール病院の医師でアインシュタインの友人ハリー・ジンマーマンの三人である。それだけ、天才の脳がふつうの人間とどう違うのか、興味をもつ科学者が多かったのである。

 実際には彼の解剖を担当したプリンストン病院の病理学長トーマス・ハーベイ博士が、死後七時間後にアインシュタインの脳を摘出して、持ち去っていたのである。

 この話が『ニューヨーク・タイムズ』の記者に漏れ、「アインシュタインの脳の謎を調べる。脳血管の調査で天才の秘密が解けるか」と大々的に報道した。遺族は驚き、遺言執行人と相談して、「研究発表は科学論文しか認めない」という条件をつけた。

 この頃にアインシュタインの脳について発表されたことは少ない。

 彼の脳がふつうの人間の脳と同じ重さというぐらいしかわからないまま、数年後、脳はハーベイとともに行方不明になった。

 アインシュタインの脳は、その後二〇年近くをへて再び話題となる。雑誌『月刊ニュージャージー』の記者がアインシュタインの脳を探し、見つけだしたのだ。

 脳はハーベイが保管しつづけており、ガラスのびんに詰められ、段ボールの箱に入れられていた。

 神経解剖学者のマリアン・ダイアモンドが調べたところ、その脳は「グリア細胞」と呼ばれる脳細胞がふつうの人間より七割ほど多かったという。なお、グリア細胞は神経細胞の働きを助ける役割を担っているといわれる。

 しかし、行方不明になっていた空白期間が長いだけに、それがほんとうにアインシュタインの脳なのか、疑問視する声もある。

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