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step2 「情報収集」で他人と差がつくマル秘法則

『大人の「勉強力」が身につく本』
[編]知的生活追跡班 [発行]青春出版社


読了目安時間:23分
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情報をインプットするための大原則とは


 赤ペン片手に、参考文献を読む。

 だれもが、こうして情報収集したり、勉強するわけだが、1冊読み終える頃には、おびただしい数の赤線が引かれていることがある。しかし、赤線をたくさん引きすぎると、それだけで満足した気分になりやすく、もう一度見直したり、得た情報をしっかり頭に入れるという意欲は、当初の目的とは反して失われやすくなってしまう。

 さらに、たくさん赤線を引くと、焦点がぼやけ、結局、どの情報が役立つのか、自分でもわからなくもなる。せっかく、参考文献に目を通しながら、頭に残るものがほとんどないという状態になりかねないのだ。

 そんな失敗の最大の原因は、あらかじめ、どんな情報をほしいのか、情報収集の目的をはっきりさせていないことにある。明確な目的がないのに、漠然と赤線を引いても、本当に必要な情報は、なかなかキャッチできないものだ。

 一方、情報収集の目的がはっきりしていれば、情報に対する注意力が働き、自分が必要とする情報に対して、アンテナを張っているのと同じ状態になる。本を読んでいても、不要な部分を飛ばしていけるので、それだけ短時間に必要な情報にアクセスできることになる。

 こういうと、目的に合わないからといって、重要な情報を見落としてしまうのではと心配になる人もいるかもしれないが、むしろ目的をしっかりさせて読んだほうが、内容や表現に敏感になり、重要情報にもしっかり反応できるものである。

 いずれにせよ、だらだらと本を読んで、赤線をやたらと引くより、あらかじめどんな情報がほしいかをはっきりさせてから読むほうが、よほど効率的に情報を収集できるということだ。

「少し難解な本」でインプット能力は磨かれる


 東京都内に、数学の受験指導で定評のある予備校がある。4月から通い始めると、10カ月後の大学受験期には、数学が得意科目になっている生徒が多いそうだが、その秘密は、受験生に対して、いきなり大学レベルの数学を教えることにあるといわれている。

 現役の高校生や浪人生に、大学レベルの数学を教えると、さすがに最初はチンプンカンプンで、ノートを取るだけで必死という。なかには、呆然としながら、教師の話を聞いている生徒もいるそうだ。

 それでも、高レベルの授業を繰り返していると、少しずつ生徒の反応が変わってきて、秋も深まる頃には、大学受験レベルの数学がスラスラと解けるようになるという。

 この、いきなり難解な問題にチャレンジする勉強法は、その他の分野でも、とくだん珍しいものではない。情報のインプット能力を磨くうえで、難解な書物を読むのは、有効なトレーニング法といえる。難解と評判の書物をゆっくりと時間をかけて、少しずつ理解しながら読む。そうすると、情報に対する理解力、分析力、そして、整理してインプットする力を自然に養えるからである。

 もっとも、難しい本を読んでいると、途中で眠くもなれば、投げだしたくもなる。それを防ぐには、その本を書いた人の気分になりきるという方法がある。哲学者の本なら、その哲学者になりきって読む。たとえば、書斎でブツブツ言っている哲学者や大勢の学生の前で講演している哲学者、友人に自分の考えを説明している哲学者などになりきることで、著者と同じ考え方をたどれば、少しでも頭に入りやすくなるというわけだ。

 また、気の合う友人と読書会を作って、一緒に読むのも一つの方法である。当番の人が、3ページなら3ページ分を事前に読んで、講師役となって解説、それをもとに出席者で疑問や意見を出し合いながら議論するという方法である。

 仲間がいれば、やる気も出るし、人と議論をすれば、論点が頭に入りやすくもなる。一石二鳥の情報収集法だろう。

目的別? 時間別? ファイル整理の正しいやり方


 新聞や雑誌の切り抜きやメモなどの情報をファイルしている人は多いだろう。

 では、そのファイルの分類法は、「目的別」「時間順」のどちらだろうか。もちろん、利用目的によって、どちらが便利かは違ってくるが、一般的には「時間順」の整理法のほうが便利だといわれている。

 たとえば、勉強中や仕事中に「そういえば、これに関連する資料があったな」と思い出すのは、新しい情報である確率が高い。だから、時間順にファイルしておくと、すぐにお目当てのファイルを見つけることができるのだ。
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