シティホテルの客室といえば、ふつう思い浮かべるのは、「ベッドがある洋室」だろう。ところがどっこい数こそ少ないが、一流ホテルの中には畳敷きの和室も、ちゃんと用意されているのである。
ただし、この和室、一般のツインやダブルルームに比べると、少々料金は高め。ホテルでもスイート扱いにしているところが多い。
だが、ホテルに和室と聞くと、「なんでホテルにまで来て? それなら旅館のほうが雰囲気あるのに」と思う人も多いだろう。しかも、スイートというのだから、なおさらミスマッチ。少々高い料金を払ってまで利用する人などいるのだろうか? よほどのもの好きでは? そんな疑問がわいてきてしまう。