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マクドナルド化する世界経済 闇の支配者と「食糧・水資源戦争」のカラクリ
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くらし
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はじめに 「彼ら」の「食の支配」が人類の運命を左右する

『マクドナルド化する世界経済 闇の支配者と「食糧・水資源戦争」のカラクリ』
[著]ベンジャミン・フルフォード [発行]イースト・プレス


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 食は、すべての根幹である。


 人は生きていくために食べなければならない。食事によって体をつくり、エネルギーを確保する。人間の活動は、この「食」を得るために存在すると言っていい。


 ところが、現代社会、とくに現在の日本では、「食」の問題から「食の確保」という視点が抜け落ちてしまっている。グルメ、美食、安全な食といった、ある意味、(ぜい)(たく)な悩みに明け暮れているのが実情だろう。


 当然である。スーパーマーケットやコンビニに行けば、あふれんばかりの食材が並び、街に出れば、たくさんの飲食店が軒を連ねている。お金さえあればいくらでも食事ができるようになれば、食は「生命の根幹」から、よりおいしく、より楽しく、より豊かにしてくれる「余暇」のひとつにすぎなくなる。


 おいしければそれでいい。満腹になればそれでいい。そんな価値観に支配されてしまい、自分たちが食べている「食事」が、いったいどうやって供給されているのか、食べ残しがどう処理されているのか無関心になる。人はおなかが満ちれば、なんとなく満足して、あまり難しいことを考えなくなる。


 こうして、私たちは食の裏側に存在する「闇」を見過ごしてきた。


 世界中の農業、流通、生産、販売を独占することで事実上、世界の「食」を支配してきた巨大企業群「食糧メジャー」である。


 環境ホルモンや危険物質の混じったマクドナルドなどのファストフードに始まり、カーギルなどの巨大食糧メジャー、GM(遺伝子組み換え)種子で世界の農業を牛耳るモンサント、ミツバチの大量死を招いたバイエルなどの巨大薬品メーカー、飲料のみならず農業用(かん)(がい)用水を独占する水メジャー……。


 そんな「食糧メジャー」の背後を調査していけば、石油・エネルギー利権を牛耳るロックフェラー一族、巨大企業を資金と情報で支えてきたロスチャイルド一族の国際金融マフィア、軍需産業や製薬関連の分野におけるデュポン一族などが(うごめ)いていることがわかる。


 それが「闇の支配者」たちである。陰謀論的な言い回しにアレルギーがあるならば、巨大企業に巣くう「特権階級」と呼んでもいい。ごく少数の一族(集団)は、巨大グローバル企業を陰から支配し、その力で世界を支配してきた。決して妄想でもなければファンタジーでもない。「歴史」の事実なのである。


 いま、世界の117の国と地域に「マクドナルド」が存在する。「マクドナルド」が象徴するのは、たんなる「グローバリズム」ではない。「食糧メジャー」の「支配」のシンボルなのだ。


 本書のタイトルにした「マクドナルド」は、企業としてのマクドナルドではなく、ファストフードというシステムを表す意味で使用した。本書の目的は、マクドナルドという一企業の批判ではなく、マクドナルドに象徴される巨大企業の食支配、そしてその影響を受けたビジネスモデルについて言及することにある。


 マクドナルドに象徴されるファストフードを見ていると、ブロイラーの鶏小屋を(ほう)彿(ふつ)させる。狭い小屋で抗生物質と成長ホルモンを大量にぶち込んだ飼料を朝から晩まで与え続け、食べさせ続け、短期間で大きくする。そうして肥え太らせたニワトリをベルトコンベアに乗せ、一つひとつ部位に分けて売りさばく。


 「闇の支配者」たちは、世界中の人を、そんな「ブロイラー」のような存在にしようと躍起になっている。現在、日本を巻き込もうとしているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)もその一環と言えよう。


 家畜は「(えさ)」を与えられているから家畜となる。


 もしマクドナルドのハンバーガーが「餌」とすれば、どうだろうか。それを食べ続ける人たちもまた「家畜」となってしまうだろう。それが、いま起こっている「現実」なのである。


ベンジャミン・フルフォード

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