怒りは私たちを盲目にします。怒ると、その他の感覚はすべて麻痺してしまって、もちろん魂との結びつきも断ち切られ、魂の存在さえ見えなくなってしまいます。怒りが私達の身体を支配し、普段なら考えられないような破壊的な行動に出てしまうこともあります。
魂を磨いてゆくためには、「怒る」ことそのものを避けなければいけません。とはいえ、生きている限り、腹の立つ原因は絶えませんよね。時には怒りがモチベーションになって、物事を成し遂げることができるのも確かですが、憤りを感じ、その原因を一掃する努力ができなければ、怒り損です。無力無能さを自分に見せつけているようなものです。
「腹を立てない」というのは、私たちの魂のレベルアップのための、究極の課題ともいえるでしょう。