『アジア 反日と親日の正体』
[著]酒井亨
[発行]イースト・プレス
「ナショナリズム」という場合、そもそも共産党一党独裁で、まさに現在ファシズムを実行中の中国や、戦後新興独立国家として国家を強調したがる韓国については、ナショナリズム、あるいはショービニズム(排外主義)が強いという議論はあたっていると言えるだろう。
だが、今どきの日本や日本人が本当にナショナリズムが強いなどと言えるのだろうか?
これについては筑波大教授の古田博司氏が提示している「時代相の違い」という指摘が面白い。