『アジア 反日と親日の正体』
[著]酒井亨
[発行]イースト・プレス
台湾の報道・言論の自由は日本などと並びアジアではトップレベルだが、民主化以降の媒体乱立、国民党系資本の介入などの問題もあって、お世辞にも質は高いとはいえない。劣化が指摘される日本のメディアと比べてもはるかに悪質で、どれも党派的にきわめて偏っており(国民党系が多い)、客観報道など毛頭ない。
新聞では唯一の反国民党系の「自由時報」をトップに、中立系だが煽情的な「蘋果日報」、国民党寄りの「聯合報」、中国資本の「中国時報」などがある。