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田中角栄 権力の源泉
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政治・社会
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東急のドン・五島慶太から強羅ホテルを買収

『田中角栄 権力の源泉』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 小佐野は、終戦直前には、東京の千駄ケ谷にあった三井財閥の大番頭、(だん)(たく)()理事長邸の前に、六〇〇坪の広さを持つ豪邸を買った。

「三五万円を、値切って二三万円で買った」


 と吹聴していた。当時の二三万円は、現在の二億八七五〇万円に相当する。


 当時は、大阪へ部品を買いに行くにしても、汽車の切符がおいそれとはとれない。


 そこで、小佐野が目をつけたのが、憲兵隊の指揮班長をしていた上原秀作であった。彼は、渋谷の分隊長の判子を持っていた。


 小佐野は、渋谷の道玄坂にあった憲兵隊に、外車ビュイックで乗りつけた。


 小佐野は、上原に取り入るために、甘いことをつぎつぎに言った。

「上原さん、今度くるときは、マグロを持ってきますよ。刺身にして食ってください」


 当時、マグロはなかなか手に入らない。


 小佐野は、約束通り、次に顔を見せるときは、大きなマグロを持ってきた。

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