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日本共産党の深層
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政治・社会
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東京の有権者の四割は若者

『日本共産党の深層』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:2分
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 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が起こった平成二三年の年末、吉良よし子に日本共産党東京都委員会から話があった。

「吉良さん、来年で三〇歳になりますよね。平成二五年七月の第二三回参議院議員通常選挙に、出ませんか。とにかく、あなたに出てほしい」


 吉良は悩んだ。平成二一年七月の都議選で落選し、今度こそと東京・豊島区で頑張って活動をしてきた。それを途中で転向するというのには、抵抗があった。


 また、参院選の東京選挙区は大激戦区である。過去には、(うえ)()(こう)(いち)(ろう)()(がた)(やす)()が名を飾った伝統と歴史があった。それ以降、平成一九年の第二一回参議院議員通常選挙では、()(むら)(とも)()、平成二二年の第二二回参議院議員通常選挙では、()(いけ)(あきら)ですら勝てなかった。日本共産党が一二年間、議席獲得のできない空白の選挙区である。


 まだ二〇代であった吉良には、責任重大の役目であった。今度は、これまで頼りにしていた日本共産党の高知県議会議員の父富彦も、「おまえが決めろ」と判断を委ねてきていた。


 吉良は、改めて考えた。

〈わたしが果たせる役割は、なんだろう〉


 当時、吉良は、地域の放射線量測定だけではなく、原発反対のデモにも参加していた。その民衆達の叫びを直に聞いて、いま、原発問題だけとっても国に大きなウネリができていることを実感していた。


 このウネリのなかで、日本共産党が負け続けるわけにはいかない、今こそ勝たなければならない。吉良は、東日本大震災のなかで感じた、「本当にわたしができることを、頑張らなくちゃいけない」という言葉を思い出した。


 このとき、吉良はこんな話を聞いた。

「東京の有権者の四割が、実は二〇代、三〇代なんだ。投票率はまだ低いけれど、吉良さんが立候補することによって、この層を掘り起こしたい、という意図もあるんだ」


 ついに吉良は決意した。原発問題、雇用問題にしても、ひいては平和に関する問題は、国政でできることのほうが大きく、たくさんあるだろう。若い自分が経験してきたこと、感じることを、いま若者たちに訴えねば。


 東京都選挙区は、定数が五議席になった。ここになんとしても食い込まねば、日本共産党としての躍進はないだろう、と吉良たち日本共産党員は息巻いた。なんとしても勝つという思いでスタートを切った。


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