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日本共産党の深層
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政治・社会
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党本部ビル建設に四〇億円の募金

『日本共産党の深層』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 平成一七年一月三一日、日本共産党本部ビルのすべての建物が竣工した。


 党本部ビル建設は、平成一二年六月一日に新築工事を開始し、途中、事故もなく、四年半の歳月をかけて完成した。


 新しい党本部は、地上一一階地下一階の一期棟と地上八階地下二階の二期棟、二つの棟をつなぐ共用部分からなり、延べ床面積は約一万六五〇〇平方メートル(地下駐車場を含む)。一階玄関であるエントランスホール(約四二〇平方メートル)は、日本共産党と国民の交流の場となるような広いスペース。政党本部できわめて重要な会議室としては、中央委員会も開催できる大会議場(約五〇〇人収容)をそなえた。


 全面的建て替えを決断したのは、平成七年の阪神・淡路大震災の教訓からであった。震災の際、日本共産党兵庫県委員会のビルは頑丈だったため、あの大きな揺れにも耐え、ビクともしなかった。そのため、このビルを拠点として、震災で被災した人たちの救援活動に励むことができた。


 だが、同時に、ある懸念が生まれた。

〈もし、阪神・淡路大震災クラスの地震が関東で起きた場合、本部ビルはどうなるか?〉


 そこで、専門家の耐震診断を受けた。


 結果は、党の発展とともに建て増ししてきた八棟のうち、いくつかの建物は震度七では「倒壊の危険あり」とのきびしい結論が出されたのである。

〈これでは、われわれの方が被災者となり、助けてもらう側になってしまう……〉


 さっそく、中央委員会は、総合建設委員会(責任者・上田耕一郎副委員長)をもうけ、数年におよぶ検討と研究をかさね、平成一一年の第二一回党大会第四回中央委員会総会で党本部ビルを全面的に建て替えることを決定した。


 こうして、党本部ビルの建設がはじまった。


 新しい党本部ビル建設にあたって、なにより考慮したことは、地震・災害に強く、二一世紀に長期にわたって党活動の拠点となりうる堅牢なつくりにすること。しかもムダを省いた機能性を取り入れ、できるかぎり節約して、簡素で経済的な建物にすることだった。


 また、日本共産党の本部にふさわしく、国民に開かれた建物、環境と高齢者、障害者にやさしい建物にすることに配慮した。


 財政面では、総予算八五億円のうち、四〇億円を募金(寄付・協力借入金を含む)、四五億円を積立基金によってまかなう方針のもとに、全国の党員・支持者に協力をよびかけた。すると、実に多くの建設募金が集まり、目標の金額を達成することができた。


 なお、党本部ビルの土地については、戦後、この場所の土地を持っていた人の寄付からはじまり、だんだんと買い増しして現在の広さとなっている。


 政党同士で比較すれば、自民党本部のビルよりも大きい規模である。しかも、自民党は国営地にビルを建てているが、共産党は政党助成金に頼ることもなく土地も建物もすべて自前である。植木俊雄日本共産党広報部長によると、これは、それだけ多くの古くからの党員・支援者がいるという証でもあるという。


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