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双葉十三郎WORKS 8 ジャンル別代表作への招待(上)
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エンタメ
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スポーツを外国映画で楽しもうPART1

『双葉十三郎WORKS 8 ジャンル別代表作への招待(上)』
[著]双葉十三郎 [発行]近代映画社


読了目安時間:10分
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 何か一本の映画を見て、こういう種類の映画にはどんな代表作があるのかしら、と思うことがあるでしょう。そんなときに多少でもお役に立てば、というのがこの企画です。では、最近の外国映画に続々登場している各種スポーツからはじめましょう。


ヒッチコック監督の「見知らぬ乗客」がベスト【テニス】



 いまやテニス・ブーム、タイミングよろしく「リトル・モー」(78年)も公開された。そこでまずテニスをとりあげたい。

 テニスはゴルフとともに外国映画では日常的な風景となってしまっている。最近では「カリフォルニア・スイート」(78年)で二組のブラック・カップルが豪華ホテルのコートで珍妙なプレイをやりドタバタさわぎを引き起す一幕がある。これなどはテニスが笑いの焦点として使われているが、ただアクセサリー的な風景として使われる場合が圧倒的に多く、テニスそのものの醍醐味をつたえてくれた作品はいままでにはなかった。「リトル・モー」が最高ということになる。

 この作品については「ぼくの採点表」に書いたので、そちらを読んでいただきたいが、ちょっと個人的な話をつけ加えると、ぼくがテニスをやっていたのは一九三〇年代の後半が中心で、はじめたのは甲子園球場の裏側にあったコートでだった。ある日、思い切りスマッシュを叩きこんでやろうとラケットをふったら、ボールは高く宙天に舞いあがり、甲子園の中へ飛びこんでしまった。場外ホーマーならぬ場内ホーマーを打ったのは世界中でぼく一人だろう。

 その頃、まだ黄色いボールなどはなかったが、アンツーカーのコートはぼつぼつ出来はじめ、ぼくが勤めていた会社にも作られた。いままでのクレイのコートと違って実に気分が良かった。が、コートは良くても腕前のほうはさっぱりだった。腕力がないので、グラウンド・ストロークを重ねるうちにだんだん打ち負けてしまうのが最大の弱点だったのだが、今日、外国のプロ諸君諸嬢のプレイぶりを見ていると、やはりパワーが決定的な要素であることが痛感される。
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