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双葉十三郎WORKS 8 ジャンル別代表作への招待(上)
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エンタメ
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スポーツを外国映画で楽しもうPART2

『双葉十三郎WORKS 8 ジャンル別代表作への招待(上)』
[著]双葉十三郎 [発行]近代映画社


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 アカデミー賞では多くの部門で候補に挙げられ大奮闘だった「天国から来たチャンピオン」(78年)ではアメリカン・フットボールが重要な役割を務めていた。この項はこの女性もシビれる男性的スポーツからはじめましょう。


プロの世界を描いた代表は「ナンバーワン物語」【アメリカン・フットボール】



 自分でやらず見るだけのスポーツで、ぼくが一番好きなのはアメリカン・フットボールである。ぶつかり合いのいとも男性的な迫力、フォワード・パスの爽快さ、敵のディフェンスをひらりひらりとかわしながら突っ走る痛快さに加えて、一プレイごとの作戦が探偵小説のトリックに似た面白さで、それがゲームの進行状況によって絶大なスリルとサスペンスを生み出すことが多く、たいへん映画的であるとも言える。

 このアメリカン・フットボールとぼくとの遭遇はヤングの頃、映画を通じてだった。アメリカ映画ではサイレント時代からベースボールとフットボールが盛んに扱われていたが、一九二〇年代の中葉が特に華やかで、ハロルド・ロイド主演の「ロイドの人気者」(25年)、リチャード・ディックス主演の「蹴球王」(26年)、ウィリアム・ヘインズ主演の「大学のブラウン」(26年)、名選手レッド・グレンジ主演の「誉れの一蹴」(26年)、リチャード・バーセルメス主演の「最後の一蹴」(27年)などが続々登場、ぼくをすっかりファンにしてしまった。

 ところで、「天国から来たチャンピオン」にさき立つ戦後公開の代表作となると、絶対的な傑作がないので、いろいろな種類に分けての代表選手を選ぶことにしたい。まず喜劇では、戦後にも公開されているので「ロイドの人気者」を挙げておきたい。これは大学に入ったフレッシュマンのロイドがあれこれお笑いを演じた末、クライマクスのフットボール試合でズッコケ・プレイの大活躍を見せるという趣向だった。

 ついでだが、ズッコケ・プレイでも喜劇でなく情味あるドラマに仕立てた点が心に残った作品も挙げておくと、劇場では公開されずテレビで「栄光のタッチダウン」という題名で放映された「ペーパー・ライオン」(68年)である。
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