読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
50
kiji
0
0
1044899
0
双葉十三郎WORKS 8 ジャンル別代表作への招待(上)
2
0
0
0
0
0
0
エンタメ
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
スポーツを外国映画で楽しもうPART3

『双葉十三郎WORKS 8 ジャンル別代表作への招待(上)』
[著]双葉十三郎 [発行]近代映画社


読了目安時間:10分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



 みなさん「チャンプ」(79年)はもうごらんになりましたか。これに続いてシルヴェスター・スタローンの「ロッキー2」(79年)やライアン・オニールの「メーン・イベント」(79年)も公開が予定されているので、この項はボクシングからはじめましょう。


泣かせる代表作としては「チャンプ」【拳闘】



 拳闘映画はハリウッドの少年時代からの名物で、戦前には男性的魅力を誇るスターなら必ず一度は選手の役でリングに熱戦を展開している。ここでは古い話をしない約束だからやめておくが、イキのいい小品も含めて佳作が多かった。いまや「チャンプ」がお客様を泣かせているが、一九三一年にキング・ヴィドアが監督した初版も名作で、今回のジョン・ヴォイトの役がウォーレス・ピアリー、リッキー・シュローダー坊やの役がいまやテレビで大活躍のおじさんだが当時は名子役と謳われていたジャッキー・クーパー、大いにぼくを感激させたものである。

 戦前ではウィリアム・ホールデンのデビュー作品「ゴールデン・ボーイ」(39年)も忘れられないが、戦後公開の拳闘映画にも秀作が多く、ちょっとベスト・ワンをきめられない。製作年代順にいくと、日本では一九四八年に公開された「栄光の都」(40年)がメロドラマ的ベストと言える。勇み肌で売り出したジェームズ・キャグニーは戦前にも拳闘映画をやっているが、この作品では音楽家志願の弟アーサー・ケネディの学資を稼ぐためにトラックの運ちゃんからボクサーになり、賭博ギャングの策謀にはまってやたらに闘わされるうちに視力を失ってしまう。ギャングの親分はなんと名監督エリア・カザンだったが、映画の監督はアナトール・リトヴァクで、なかなかキレがよくムードの盛り上げも見事。ぼくの好きな作品の一つである。

 続いて歴史的ベストには一九四二年にラオール・ウォルシュの監督でエロール・フリンが主演した「鉄腕ジム」を挙げたい。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:4198文字/本文:4988文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次