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双葉十三郎WORKS 8 ジャンル別代表作への招待(上)
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エンタメ
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大小さまざまな船の映画/空母から幽霊船まで

『双葉十三郎WORKS 8 ジャンル別代表作への招待(上)』
[著]双葉十三郎 [発行]近代映画社


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 最新型空母が現在から日米開戦当時へ逆戻りする「ファイナル・カウントダウン」(80年)や幽霊船のお話「ゴースト/血のシャワー」(80年)に続いてあの有名な沈没豪華船を引揚げようという「レイズ・ザ・タイタニック」(80年)が登場する。そこでこの項は船の映画の代表作を―。


歴史的事件では「SOSタイタニック」



 船の映画は海洋劇に含まれるが、ここでは特に船が焦点になり舞台になっている映画をとりあげる。とすればやはり最初に語りたいのはタイタニック関係の作品である。名の知られた遭難船を題材にした映画はいろいろ作られているが、一九一二年四月十四日夜、北大西洋で氷山に衝突して沈没、一五二七人もの生命が失われたイギリスの豪華客船タイタニックが、スクリーンを航行した回数においては断然トップである。ジーン・アーサーがハイヒールを脱ぎ捨ててシャルル・ボワイエとクンパルシータを踊る場面が大評判になった「歴史は夜作られる」(37年)のようにタイタニックそのものではないがこれをモデルにした豪華船が舞台の作品から、「レイズ・ザ・タイタニック」のような一種の後日談まで含めれば、かなりの数にのぼる。ただし戦前はE・A・デュポン監督の「アトランティック」(36年)などあまり眼立つ作品がなく、むしろ戦後に増加したのは面白い現象である。

 まずジーン・ネグレスコ監督が、バーバラ・スタンウィック、クリフトン・ウェッブ、ロバート・ワグナーの共演で作った「タイタニック」(53年)は日本では劇場公開されずテレビで放送されただけだったが、一応よくまとまっていた(註・「タイタニックの最期」の題名で1998年3月にビデオ発売、2006年3月にDVD発売)。最近ではビリー・ヘール監督の「失われた航海」(79年)があるが、人生模様が中心で迫力不足だった。
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