歴史を動かす秘密結社
誰しも秘密結社という言葉を聞いたことがあるはずだ。フリーメイソンという言葉を一度くらいは聞いたこともあるだろう。鳩山家がフリーメイソンのメンバーだとか、親子で大統領になったアメリカのブッシュが、父子ともに秘密結社スカル&ボーンズのメンバーだという噂を耳にしたことがある人もいるかもしれない。
秘密結社スカル&ボーンズは、石油や金融などの産業界はもちろん、国防総省、国務省などの政府機関にまで食い込み、アメリカの政界、経済界を意のままに操っているともいわれている。
秘密結社と聞くと、地下で暗躍し、世界を陰から牛耳る怪しい組織を連想しがちだが、実際にはどんな組織なのだろうか。メンバーたちがその存在を秘密にしているから気付かないだけで、秘密結社は案外身近に存在しているのかもしれない。
そんな秘密結社の実態に迫るため、本書では政治的、宗教的な秘密結社からオカルトめいた秘密結社まで多角的な視点で捉え、網羅した。
とりわけフリーメイソンに関しては、代表的秘密結社として、一章分を割いて取り上げることにした。
世界を動かしているといわれる秘密結社の本当の姿を本書を読むことで知ってもらいたいと思う。