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幸せな結婚をするための教科書
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まえがき

『幸せな結婚をするための教科書』
[著]アダム徳永 [発行]PHP研究所


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 まえがき


 誰もが幸せになるために結婚をします。しかし今、その結婚で不幸になっている女性があまりにも多すぎると感じるのは、私だけでしょうか。

 女性が幸せになれない現状は、私の専門分野であるセックスの現実と極めて似ています。気持ちいいはずのセックスで気持ち良くなれない──。両者に共通しているのは、「無知」です。結婚もセックスも人生の幸福とは切り離せない重要なものです。本来なら受験勉強や就職活動よりも真剣に取り組まなければならないはずなのに、日本人のほとんどは、結婚やセックスを甘く考えています。ただ盲目的に「好きな人とセックスすれば気持ちいいはず」と思い込んで、軽はずみにセックスをして傷つくように、「好きな人と結婚すれば幸せになれるだろう」といった漠然とした結婚観で安易に結婚して、「こんなはずじゃなかった」と嘆くことになるのです。

 本当に当たり前のことを書きますが、いい加減な動機や考え方や生き方から、いい結果が生まれることなどありません。一生懸命に「努力」しても、なかなか結果に結びつかないのが、私たちが生きている現実です。もしも、なんの努力もなしで良い結果に恵まれたとしたら、それはただ運が良かっただけです。しかし、運にまかせて、幸せをつかめるほど、現実は甘くはないのです。

 結婚適齢期の女性たちに目を向けてみると、安易で刹那(せつな)的な日々を過ごしています。イージーに恋愛して、イージーにセックスして、イージーに結婚し、イージーに別れてしまう。

 典型的ともいえるのが、結婚の約束もないままに、ひとりの男性と何年もズルズルと交際を続けてしまうケースです。人生は平等に有限です。もしも女性の幸せを真剣に考えるなら、交際相手が、結婚する気のない男性、結婚には不向きな男性とわかった時点で、きっぱりと別れを決断するべきなのです。しかし、情の生き物である女性は、一度セックスをすると情に流されてしまい、決断できないままに時間だけが過ぎていく。しかしそうしたカップルのほとんどは、やがては別れるのです。無為に時間を浪費して、気がつけば婚期を(のが)してしまう。

 実際問題として、まだ三十代だというのに、早々と、結婚をあきらめてしまっている女性が少なくありません。断っておきますが、私は、「結婚しない生き方」を否定するつもりはありません。声高にいうまでもなく、幸せの形は人それぞれです。私が賛成しかねるのは、結婚願望の有無とは関係なく、自分の将来と真剣に向きあわない、イージーな生き方です。結婚の意志はあっても、「結婚をすれば幸せになれるだろう」と他力本願に考えているなら、かりに結婚したとしても、かなりの確率で失敗するでしょう。あるいは、結婚願望がそれほど強くない女性の中にも、「いい男に巡りあえたら、結婚してもいいかも」と考えている人は少なくありませんが、素敵なパートナーに出会うための努力をしていない人が、いい男に巡りあえる道理などないのです。
「男を見る目」という言葉があります。外見だけで中身のない男性に入れあげて失敗したあとなどに、「もっと、男を見る目を鍛えなきゃ」なんて使い方をよくするので、あたかも男を見る目という特別な能力が存在しているかのように思っている人も多いようですが、それは間違いです。男を見る目は独立したスキルではありません。モノサシとしてそこにあるのは、人間としての成熟レベルです。悪い男に引っかかってしまうのは、その女性のレベルがその男性と同程度だったというだけの話なのです。結局人間は、自分のレベルでしか物事の価値がわからないものです。人生を真剣に考えている女性は、誰が真剣に人生を考えている男性かわかります。努力している女性は、努力している男性と、努力していない男性を簡単に区別できます。苦労して内面が(みが)かれた女性は、苦労したことがある男性がわかるのです。ただそれだけのことです。惜しみなく自分を成長させる努力が、理想のパートナーと巡りあう唯一のノウハウなのです。

 また女性が幸せになれない要因が「自由な世の中」にあると私は考えます。いうまでもなく自由は人の幸福には欠かせない基本的人権です。恋愛もセックスも人それぞれ自由に楽しむべきものだし、楽しんでいい。けれども今、その自由が個人主義とごちゃまぜにされて、世の中が単なる「無法地帯」と化している気がします。交通ルールや運転技術がなければ便利な車も一瞬で凶器に変わります。

 恋愛と結婚についても、まったく同じです。幸せな結婚をするためには、幸せの道を外れないで安全運転をするためのルールを学び、夫から愛される賢く魅力的な妻になるための技術を持っていなければなりません。

 実は私には、もうすぐ結婚適齢期を迎える娘がいます。社会という大海に()ぎ出したばかりの彼女は、自由な大人の世界が楽しくて仕方ないといった様子です。楽しげに自由と(たわむ)れる危なっかしい彼女の顔を思い出すたび、私は誰よりも娘の幸せを願う父親として、彼女が自由という落とし穴にはまって身動きが取れなくなる前に、伝えておかなければならないことがいくつもあると改めて痛感するのです。

 本書には、私が結婚前の娘に伝えたいことのすべてを書きました。おこがましいと思われるかもしれませんが、日本中の人たちの幸せを願って活動している私は、自分よりも年下の女性はみんな私の娘だと思っています。「いつの時代の話をしているの」といわれそうなことも書きました。「身勝手な男の言い分でしょ」と批判されそうなことも書きました。でもこれが女性が幸せになる道であると私は信じて疑いません。娘を思うお節介なオヤジからの言葉だと思って読んでください。これでみなさんが幸せな人生を歩むことができたら、また幸せな結婚生活を送ることができたら、著者としてこれほど本望なことはありません。


 平成二十三年五月アダム徳永 
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