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「イベント実務」がよくわかる本
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[3]会場計画

『「イベント実務」がよくわかる本』
[著]平野暁臣 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:19分
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オリジナルの空間をどう計画し、用意するのか


 一部の例外を別として、イベントの会場は何らかの仮設の施設・造作等により構成されることで成立します。言い換えれば、イベントを開催するうえでは、そのイベントが提供しようとするプログラムや演出、運営やサービスなどを実現するためのオリジナルの空間を用意する必要に迫られる、ということです。


 仮設建築で一団地を形成する博覧会や数多くのブースが立ち並ぶ見本市はもとより、ホテルやコンベンションセンターなどの既存施設を会場とするイベントも、この点は共通しています。建物は恒久施設であっても、そのなかに設営・展開される施設や造作はあくまで仮設のはずであって、既述のように、特定の空間で同一プログラムが恒常的に続くのであれば、それはもはやイベントとはいえないからです。


 いうまでもなく、会場に求められる機能や形式は、イベントごとにすべて異なります。屋外に何万人という観客を滞留させる規模から既存建物の内部で完結するものまで、あるいは、すべてを一から設計~設営するものからレンタル什器をセットすれば済むものまで、会場の構成方法もさまざまです。しかし、いずれの場合であろうと、そのイベントの開催内容と開催条件にあわせた独自の会場空間が不可欠であり、それを支える会場計画の立案を必要とすることに変わりはありません。


 会場計画とは、会場を構成するうえで必要となる物理的要件と、その前提となる運営・演出面からの与件を検討・抽出するとともに、それらをいわば「一つの体系」に組み上げる作業を意味します。すなわち、会場を構成すべきさまざまな施設・造作・造形・設備・装置・修景などの機能・規模・仕様・形状の基本的なあり方を、開催内容・開催条件・運営方法を勘案しながら検討するとともに、それらの集合体としての施設配置の方針を定め、機能面・意匠面・防災面・運営効率面などいずれの面からみても破綻のない会場構成の全体像を描く、ということです。


 イベントの種別にかかわらず、イベント会場に求められる基礎的な要件は、「機能性」「安全性」「デザイン性」の3つです。会場全体ならびに会場内の任意のエリアについて、この3要素が一定水準を満足すること、すなわち一定レベルを超える性能を備えていることが、イベント会場としての最低限の条件になる、ということです。

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