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(2021/11/26 追記)

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カンの正体 「直勘力」で逆境に強くなる
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生き方・教養
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人間よりも動物のほうがまっとうだ

『カンの正体 「直勘力」で逆境に強くなる』
[著]桜井章一 [発行]イースト・プレス


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 人間でまっとうな人はごく少ない。農村や漁村に行けばいまでもいるのだろうが、世界中の社会の中でまっとうな人を探すのは難しい。

 実際、私が会ってきた人たちの中でも、まっとうな人間はほとんどいなかった。

 まっとうな人間を見られないから、私はそれを自然の中に見いだす。しょうがないから、魚や鳥といったものから学ぶ。

 魚や鳥などの動物は、本当にまっとうな生き物だ。植物もまっとうである。彼らは善悪に関係なく生きているからだ。彼らと対峙(たいじ)するとき、私も善悪というものを脇に置いておかないと、危なっかしくてしょうがない。

 自然の生き物が生命を保っている方法を見ていると、私たち人間がおかしく見えてくる。まっとうなものを学ぼうと思ったら、自然に目を向けるしか方法はない。

 当然であるが、私もまっとうではない。彼らからしたら、全然まっとうではないのだ。まっとうではないからこそ、まっとうなものから学ぼうとするのである。

 魚を見ていると、「まっとうだなぁ」と思うし、葉っぱ一枚を見ても、まっとうだと思う。

 さらに、人間はまっとうではないから、良い悪いの判断もできなくなっているのではないだろうか。わざわざ禅を学ぼうだとか、健康のために運動をしたりするのも、その典型例だろう。

 誰か偉い人が「これがよい」と言ったら、みんなそれに従う。納豆が身体によいと言われれば、みんな納豆を買う。ブルーベリーが目にやさしいと言われれば、スーパーからブルーベリーが消える。

 そういったブームがあること自体、おかしなことだ。自然界では、ブームというものはない。魚や鳥は「ブームだから」ということを考えない。どっちのほうがまっとうか、言うまでもないだろう。

 生命を保つことは、誰かから言われてするものではないはずだ。自分の身体が求めているものを感じることが重要だ。言うまでもないだろうが、頭で考えたことではない。自然に身体が感じるものだ。

 それが、野性の本能である。野性には正義すらない。

 私たちが生命を与えられたとき、もともとあったものは何か。

 それは、知性ではない。知性はあとから身につけたもの。もともとあったものは、野性の本能である。野性の本能を取り戻していかない限り、私たちは知性で考えてしまう。自然から学んだ本能、自分が持っている本能を大事にしてほしい。

 そういうことを学べる自然こそ、まっとうなのである。
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