自分の感情に共感する
とっても不愉快!
マイナス感情を認めれば、
そのぶん早く切り替えられる。
「最高にハッピーでいる」ことは、マイナスな出来事が一切ないということでもなければ、マイナスな気分に一切ならない、ということでもありません。
とくに気分に関しては、自然なものとして認めることをせず、「前向き」だとか「切り替え」だとかやろうとしてもうまくいかないことが多いものです。
その理由は、「前向きへの切り替え」の前に、しっかり認める、受容することが必要だからです。プラス思考の前向き人間でいることを追い求めると「がっかりしている」「イライラしている」「焦っている」などの自然な感情の芽生えを、かき消そうとばかりしてしまいます。が、それが実は逆効果。かえって心は反発してしまうものなのです。
共感してあげてこそ、心は「気が済む」のですね。ですから、不快な気分になってしまったときは、「ああ、不愉快だこと! とっても不愉快よね!」と共感してあげたほうがよいのです。
「こんなことで腹立てる私がイヤ」などと考えず、「ほんと腹立つわね!」と、自分自身の自然な感情に共感する言葉がけを、どんどん応用してください。
やる気に波がある
ま、ちょっとこのままゆだねてみますか
「波」にゆだねてごらん。
そのほうがうまくいくから。
波があるのは当たり前。問題にする心が問題だといえそうです。
「やる気の波」に悩む人は、一様に気真面目で、他者に対して応答的な人。ある意味自分に厳しく、「いい加減」でいることが許せず、気になって仕方がないのでしょう。
でも、満杯に入ったバケツの水を一滴もこぼさず速やかに運ぶなどありえませんよね。これと同じように、いつも絶好調キープというのはあり得ないのです。ですから、これは「一定を目指そうとする自分」を疑問視し、変えるほうが賢明。
「波はあるもの」。波を気にせず必要なことを行うようにしてみましょう。ちょうど、微熱があるけど仕事するときのような感じでしょうか。微熱でぼーっとしてるけど、それでもそれなりのことは達成できますものね。それでも「今日はダメだ」というなら、今日の予定はパス。