やる気が起きないもうひとつの理由
疲れたら休めばいい
身体と心は互いに補い合っています。
身体の声を聞き、いたわってあげることも大切です。
気持ちが乗らないとか心が重たいと感じるとき、単に体調が優れないとか体力が低下しているということも多いものです。そんなとき、ただプラス思考で乗り切ろうとか、切りかえようなどとすると、身体を酷使することになり、悪循環に陥ってしまいます。
子どもがグズったり、妙に甘えたりするときというのは体調が悪いときが多いもの。大人の私たちも、とくに女性は生理前や生理中など、自分でもなかなかコントロールしにくいイライラや落ち込み、心と身体のだるさなどを感じることはあるはず。
身体の声に耳を傾け、その訴えにできるだけ従うよう心がけましょう。
私たちはつい「欲」が出て多くをしようとしてしまうことがありますが、何もしない時間、静かに心身を休める時間というのはとても大切です。そんな時間を「退屈」「もったいない」などとするのではなく「いつくしむ」ようにするようにしましょう。たっぷり睡眠をとるとか、何もせずゴロゴロする時間を設けてあげると、脳も身体もリフレッシュされ、新たな活力ややる気、そしてインスピレーションも高まるものです。
自分のやりやすさ? 誰かのやりやすさ?
やりやすければ、それでいい。
やりやすくやっていいよ
自分自身の「やりやすさ」を工夫することは、よいこと。
わがままなどと思わず、やりやすさを追求してみよう。
自分のスタイルでやりやすくものごとを進めるのが一番です。
仕事や学校、習い事の場面などでは、そのやり方まで規定されることがあります。そのようなときはある程度守らなければならないときもあるでしょう。が、それが心の縛りになって、やりやすくしていいときにも、どこか自由な工夫ができないでいる人も多いようです。
その原因としてあげられるのは、子どものころから親などから何かと口を出されてきた場合、いつも監視されているような気持ちが強いため、自分にとってのやりやすさを自由に工夫してよいときでさえ、心に制限がかかってしまうのです。
たとえば、「ちらかす」ことを異常にいけないと感じていると、一気に何かを行うというときでも、ものが散乱することばかり気になって、肝心な仕事がスムーズに行かなくなったりするなどです。
人から見たら「回り道」のように思われても、自分自身がやりやすいと感じる方法をとるのが一番。このような小さな工夫ややりやすさを自分自身にゆるし与えるということが、自分のスタイルになり、ひいては「自信」につながるものです。
結局、時間を無駄に過ごすことが多い
中途半端で大いに結構!
「ゼロか100か」で考えると、
「結局なにもできない」ことになる。
時間がたっぷりなければ「安心して集中できない」という人は、多少なりとも不安神経症傾向や完全主義傾向があると自覚してよいかと思います。