マレーシアはインドシナ半島から東南アジアの島々に橋を架けたように伸びるマレー半島の南部(東マレーシア)と、海を挟んだカリマンタン島北部のサバ・サバラクの2州(西マレーシア)から成る、熱帯雨林の国だ。
古くからインドや中国の商人たちが訪れ、海上貿易の中心地として栄えてきた歴史を持ち、15世紀末に成立したマラッカ王朝時代には、マラッカを中心に海外との貿易で繁栄を極めた。マラッカではいくつもの言語が飛び交い、4000人もの外国商人が居住していたこともあり、そのなかにはムスリム(イスラム教徒)の商人らもいた。