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不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ
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エンタメ
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いや、修行といったらこれでしょう 〜滝修行

『不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ』
[著]菅野彰 [発行]イースト・プレス


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いや、修行といったらこれでしょう ~滝修行


 いやー。

 はやー。

 もー。

 滝に打たれて精神修行ですよ! やらないって真っ当に生きてたらこんなこと!!

 前回楽しげにのほほんと優雅にオーラソーマを楽しんだ報いです。
「次回は……」

 電話口で切り出した編集、鈴木の声がいつもとちょっと違った。明らかに何かを含んでいた。 
「気功と水行、どっちがいいですか?」
「気功」

 取り敢えず即答した。しかし気功は見せ選択肢だった……。
「あはははは、冗談でしょいくらなんでも」
「あはははは、夏だから寒くないですよ」
「あはははは、鈴木が一緒にやるならやるよ」
「そんなそんな」
「じゃなきゃやらないったらやらないっ」

 駄々っ子か私は。

 私はそう言えば鈴木が「では気功」と言ってくれると思ったのです……。

 しかし彼女は編集者魂だった(なんかおかしな日本語だ)。
「では来週この日に」

 かつてなく迅速に水行は日付まで決まっていて、動かしようもなく己が水行に向かって動き出していることを漠然と知る。
「まさか自分の人生に白装束着て滝に打たれる日が来ようとは……」

 呆然と私はその日が近づくのを待った。

 問題の(私にとって)滝は琵琶滝といって、高尾山の中腹にあった。まず高尾山に登らねばならぬのかと、私はやる気満々の登山スタイルにリュックを背負って中央線に乗った。中央線の中には私と似たような格好のやる気満々の子どもたちも沢山いる。
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