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日航機遺体収容 ―123便、事故処理の真相
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政治・社会
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事故調と競合する権限の課題

『日航機遺体収容 ―123便、事故処理の真相』
[著]河村一男 [発行]イースト・プレス


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はじまりはスレ違い

 不幸なことに、事故調との関係はスレ違いからはじまった。

 上野村に出動して来た救難機関の連絡会議を提案し、横の連絡に齟齬が生じないよう配慮したつもりの中でのことである。

 事故調は八田委員長以下の調査団を組み、自衛隊のヘリで一三日午前中に上野村役場に到着していたが、同じ建物内に居ながら、われわれはその事実をまったく知らなかった。知っていれば、当夜私の提案で行った上野村への出張機関の連絡会議に、参加してもらったはずである。

 翌一四日正午前、ひょんなことがきっかけで、事故調が来村しているとわかった。

 対策本部前のロビーで昼前のテレビを見ていた部下が、慌てて報告に入ってきた。「日航の整備服を着た者たちが水平尾翼を調査している光景が、テレビで流されています」という。

 急いでテレビの前に行くと、その件は既に終わっていた。正午前であったから、民放のニュースであったと思われる。日本航空の整備員が勝手に現場に立ち入り水平尾翼の残骸を調査しているという報道であったようだが、事実がよくわからない。
「日航の連絡室が役場内にあるはずだから、事実を確かめてくれ」と指示しておいたところ、前夜の現地出張機関連絡会議に出ていた日航の課長が、事故調の若い職員といっしょにやってきた。

 事情を聞くと、事故調の主だった者は現場にのぼっており、当人は事務方で連絡係として残っているのだという。「日航整備員は、調査の補助者として同行してもらっている」とのことであった。
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