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悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾
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エンタメ
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ファーストチャンス

『悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 純子が小学校四年生になったある日、旭川市に近い川沿いの神楽山のふもとの村にお祭があった。壮は売り込みに出かけた。純子もいっしょであった。

 興行師は、壮の顔をみるなり断った。
「浪花節なんか、古くせえ! もうだめだ!

 そのとき興行師が、ふと洩らした。
「若い子の歌の方が、よっぽどええ……」

 純子はそれを聞いていて、つい身を乗り出して訴えていた。
「おじちゃん。あたし、歌えるよ、歌わせてくれない。お願いだから……」

 父親を助けたい一心での純子の願いは許された。
「ヘーえ? おめえさんが歌を? 歌ってみろ」

 テストに歌ったのが畠山みどりの『出世街道』だった。
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