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悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾
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エンタメ
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石坂まさを敏腕プロデューサー遍歴

『悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 龍二は、投稿するための作品を仕上げた。処女作のタイトルは、『ペチャクチャ雀』である。

〽俺らが あの娘に惚れようと

 あの娘が 俺らを嫌おうと

 なにも騒ぐな ペチャクチャ雀


 ペンネームを「澤ノ井千江児」とした。育ての母親の「千江」の「児」という意味である。

 会員の第六位になった。

 三作目の『東西南北』は、五位を獲得した。龍二は、確実に技術が上達するのを感じていた。

 龍二は、作詞家デビュー作品『野良犬のブルース』で、初めて作詞料をもらった。二千円の税引き二百円で千八百円。茶封筒に入ったお金の重みを、はっきりと掌で感じ取った。

 龍二は、昭和四十二年の一月、新宿は南口のヤクザ映画専門館『昭和館』の前の路地を入った所にある大衆割烹の店『千草』の()(れん)をくぐった。
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