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悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾
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エンタメ
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血に飢えた鮫

『悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 石坂は、藤圭子になんとしても『ゴールデンアロー大賞』を取らせたかった。新人歌手なら誰もがめざす『日本レコード大賞新人賞』ではなかった。

 石坂は、音楽業界関係者に会うたびにうそぶいた。
「新人賞なんていりませんよ。ゴールデンアロー大賞取りますから」

 ゴールデンアロー大賞は、在京の雑誌社の記者がその年もっとも活躍した俳優や歌手を選ぶ。あの美空ひばりでさえもとったことはない賞だ。歌手には狭き門だ。日本で一番大きい賞は、ゴールデンアロー大賞だ、と決めていた。この賞を取るには、雑誌の記者を乗せることだ、と考えた。

 まず、芸能誌の老舗月刊『平凡』の編集長斎藤茂を訪ねた。師匠の宮川哲夫も親しい芸能誌のドンのような男だ。
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