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悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾
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エンタメ
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『悲しき歌姫 藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 藤圭子は、昭和四十七年十二月三十一日の第二十三回紅白歌合戦に三回目の出場を果たす。『京都から博多まで』であった。

 暗闇に白刃がキラリと光るような物騒な時代が、過ぎ去ろうとしていた。藤圭子の歌をひとつの閉塞した時代を切り裂いていく闇の中の切っ先として聴いた七〇年安保世代の若者たちが、椿の花が、ひとつ、またひとつと落ちるように挫折と倦怠の季節に落ちこんでいく。

 石坂まさをも、藤圭子も、ドロリと湿った怨念の泥沼にこそ映える花である。石坂は、石坂自身の情念の核の中に、藤圭子の怨念を研ぎ澄ませ、光らせる必然性が稀薄になっていくように感じていた。
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