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こんな違いがあったのか!!
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雑学
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ギャングVSマフィア このふたつが闘ったらどうなるんだ?

『こんな違いがあったのか!!』
[著]○珍雑学博士協会 [発行]青春出版社


読了目安時間:3分
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 ギャングという響きは、何だか軽く聞こえてしまう。イメージ的には、何も考えずにドンパチばかりしてるチンピラ集団といった印象だ。それに比べると、マフィアというフレーズには、どこか妙な品が漂う。映画などの先入観のせいかもしれないが、いかにも知的で組織がしっかりしている感じ。それだけに、何かしでかすと家族全員を殺されてしまいそうなくらいに奥深いコワさを醸し出している。

 ギャングとは、とくにアメリカにおける犯罪組織を指すそうだ。映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』で描かれていたように、ニューヨークはギャングの故郷ともいわれているのだ。一方、マフィアはとくにアメリカにおけるイタリア系の犯罪組織。ということは、マフィアはギャングの中に含まれるのであろうか? ギャングの方がマフィアより格上なのか? そこで、“ギャングの故郷”N・Yにおけるワルたちの歴史を紐解いてみた。

 19世紀後半、当時、ファイブ・ポインツと呼ばれたエリアで、ギャングが誕生した。このあたりを根城にして、デッド・ラビッツ団をはじめとした多くのギャング組織が乱立。抗争を繰り返す。やがて、民主党系の政治団体・タマニー協会がギャング団に目を付け、結託。集票力の援助や投票所への襲撃、嫌がらせ、暴力をギャング団にやらせたりした。このあたりから政治と暴力が癒着。警察までグルになり、N・Yは“悪徳の都”と呼ばれるまでに荒廃していく。ところが、1914年の市長選挙で民主党が落選。当選した改革派のミッチェル市長は、ギャング撲滅運動に乗り出した。これによって、大きなギャング団は壊滅的打撃を受けたのだった。映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の頃である。政治家とつるみ、1000人以上の人間を動かしていた強いギャングの姿はなくなっていった。そして、この辺りから、それまでのアイルランド系、ユダヤ系とは異なるイタリア系移民のワルたちが頭角を表してくる。イタリアのシシリー島に伝わるギャング哲学を直輸入した新タイプのイタリア系ギャング、コーザ・ノストラが現れ、マフィアの原型をつくり上げていったのだ。やがて、若くして名を挙げたラッキー・ルチアーノが登場。1930年代の禁酒法時代を背景に力をつけ、ボスの中のボスとして君臨。ついには、N・Y5大ファミリー時代をもたらすに至った。映画『ゴッド・ファーザー』の世界である。

 というワケで、マフィアの勝ち。しかし、ギャングという言葉は生きている。どうやら、大したことない組織はギャング。シンジケートみたいな大組織はマフィアという解釈が、いまの時代に合っているようだ。ニュースなどでも、イタリア系ではない中国系やロシア系の犯罪組織をチャイニーズ・マフィアやチェチェン・マフィアなどと呼んでいる。

 ギャングとマフィア。まあ一般人にとっては、両方コワいことに変わりはない。
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