結果的には、落合は8年間、中日の監督を務めて好成績を残してきた。
就任の初年度となった2004年のシーズンで約束を果たした。就任当時からの約束ともいえる優勝を果たして、有言実行の男としてもてはやされた。
5年ぶりのリーグ優勝ということで、地元の名古屋も沸きに沸いた。とくに6月に首位に立ってからはそのまま首位をキープして逃げ切っていくという形の優勝だった。
首位に立ってからは観客も増えて、「勝てば観客動員にも跳ね返ってくる」ということを味わった。こうして、最初は勝つことで、たしかにファンが増えていくことを実感することになった。