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失敗を上手にリカバリーする方法
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はじめに

『失敗を上手にリカバリーする方法』
[著]内藤誼人 [発行]イースト・プレス


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     はじめに


 どんな仕事をしているにせよ、入社してから定年までの四〇年近くを、まったくミスを犯さず無事に過ごすことができる人生などあり得ない。仕事というのは、成功するより、失敗することのほうがはるかに多いからである。

 よく定年を迎えた人が、「こうして私が、大過(たいが)なく勤めあげることができましたのも、ひとえに、皆々様方のご支援のたまものであり……」などとスピーチしたりするが、まったくもってウソである。

 私たちが人間である以上、そして人間というのは、失敗を必ず犯すという基本的な性質を持っている以上、「大過」はないかもしれないが、「小過(しょうが)」はうんざりするほど日常的にあるのだ。
(あやま)つは、人の常」という古人の教えもある。
「仕事をするときには、ミスをするな!」
「最初から最後まで完璧にやれ!」

 読者の皆さんも、そんなふうに上司や先輩から怒鳴(どな)られたことがあるであろう。

 しかし、そのような命令や指示は、まったくもってナンセンスである。
人間は、失敗と隣り合わせの動物なのであり、ミスをしない人間などいないからなのだ。宝くじでは、当たりが少なくて、ほとんどハズレばかりであるが、人間の行為においても、うまくいくことのほうが確率的に少なく、失敗をするのが当たり前なのである。

 もちろん、誤解しないでほしいのだが、私は何も、「人間は失敗をするものなんだから、ミスをしたって許されていいんだよ」などと乱暴なことを言っているのではない。失敗をしないように、なるべくゼロに近づけようと努力することが重要なのである。

 しかし、そうはいっても、やはりどこかでミスを犯してしまうのが人間なのだから、そういう失敗をしてしまったときに、「上手にリカバリーする方法をあらかじめ学んでおこうよ」というのが本書の主旨である。

 たとえヘマをやらかしたとしても、なるべく相手に怒られないように、なるべく相手に嫌われないように、なるべく被害を最小にするように、あらかじめ策を講じておこう、ということである。それが賢い人間の知恵というものではないだろうか。
「僕は絶対に失敗をしません!」

 などと自信過剰に考えて対処法を考えておかないと、いざというときに困る。世の中には「絶対」という言葉はあり得ない。何もないときにこそ、平穏無事なときにこそ、失敗を犯したときのためにリカバリー法を学んでおくことは決してムダではない。

 本書では、酔っぱらって失態をやらかしてしまった場合や、年配者に向かって生意気な口をきいてしまったとき、あとで連絡すると言いながら連絡を忘れた場合など、日常的なビジネスシーンにおける、よくありがちな失敗の事例を取り上げて、「このような場合には、こういう風に切り抜けるといいですよ」という具体的・実践的な心理学的アドバイスをしていくつもりである。

 だいたい人間が陥りやすい落とし穴というのは、相場が決まっている。共通する要素を含んでいることが多く、特殊なケースはまれである。したがって、日頃ありがちな事例を丁寧に分析することで、ほとんどすべての失敗を、上手にリカバリーする方法を学ぶことができるだろう。

 前置きはこれくらいにして、さっそく講義を開始していこう。

 どうか、最後までよろしくお付き合いください。
内藤誼人
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