素敵な出会いがあったときに、そのチャンスを生かせるか、生かせないか。恋愛においては、そこが成否を決める運命の別れ道といっても過言ではありません。
チャンスを生かせる人は、さりげない自己アピールがとても上手です。「なんかあのコ、気になるな」「また会いたいな」と相手に思ってもらうために、何らかの“宣伝”をしているのです。
チャンスを逃しやすいのは、なんの宣伝もしない人。合コンのような場でも、ニコニコしていて性格はよさそうだし、控えめで好感が持てる。ルックスも合格点。なのに、どういうわけか印象に残らない人がいます。
私、もしかしたらそのタイプかも……というあなたは、自分を効果的に印象づける、「15秒自己PR」をしてみましょう。
まずはじめに、“自分のキャッチコピー”を考えることからはじめます。
製品や企業には、キャッチコピーがついていますよね。たとえば、「やめられない、とまらない○○」や、「スカッとさわやか××」のように。
そのキャッチコピーが頭に残っていると、「やめられないとまらない」と聞いただけで、商品名が頭に思い浮かびます。それと同じで、あなたのイメージを相手に植え付けるための枕詞として、キャッチコピーを利用するといいのです。
じつは私自身も、自分のキャッチコピーを持っています。といっても、以前メイクさんに言われたフレーズを、そのまま拝借したものですが、相手に覚えてもらいたいなと思ったとき、こんなふうに使っています。
「以前、メイクさんに『すっぴんの黒木瞳に似ているね』って言われた清水おりえです。よろしくお願いします」
すると、私と会うたびに、相手は「あ、すっぴんの黒木瞳だ」と思い出してくれるのです。
さあ、あなたも自分のキャッチコピーを考えてみましょう。
ポイントは、聞いた人が「あー、わかるわかる」とか、思わずクスッと笑ってしまうような、親近感の持てるフレーズにすること。
どうしても思いつかない人は、私のように、似ていると言われた有名人をひとひねりしたり、似ているといわれた動物、次に生まれ変わるとしたら何になりたいか、ということを言っても楽しいと思います。
「小学生のころ、リスに似ていると言われたことのある○○です。だからというわけではないんですが、長年リスを飼っています」
「区役所づとめをしている○○です。今は地味な毎日ですが、もし生まれ変わったら、浜崎あゆみのような歌手になりたいです。ちなみにカラオケは苦手です」
というように、キャッチコピーを含めた自己紹介文をつくったら、リハーサルのつもりで練習してみましょう。
ちなみに、人前で話をするときは、一点ではなく全体を右から左へ見渡しながら話すとうまくいきます。
そして、本番で使ったときに、「リスの子だね」と覚えてもらえればベスト。それがきっかけで、会話もどんどん膨らんでいくはずですよ。
15秒リセット
15秒で相手に印象づける“自分のキャッチコピー”をつくろう。