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本多静六 人生を豊かにする言葉
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生き方・教養
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第7章 人生計画 ──「成功するための計画」を、どのように立てるか?

『本多静六 人生を豊かにする言葉』
[著]本多静六 [解説]池田光 [発行]イースト・プレス


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【「人生計画」が、なぜ必要なのか?】

「人生計画」を()てることなくして、
何人も完全な意義ある人生を築き上げることは難しい。


◆ゲーテでも成し遂げられなかった、本多静六の偉大な功績


 建物を築くには設計図がいる。いや、建物にかぎらない。デザインや計画が求められるものは多い。では、我々の人生に設計図は必要だろうか? 意義ある人生を築くには人生計画は欠くことのできないものだと、静六は言う。

 静六がみずからの人生計画を立て、実行したのは、ドイツ留学から帰ってすぐのことであった。それから五十年余りが経過し、老境に入った静六は「人生計画」のイロハをまとめ、体系化しようと着手した。

 昭和十八(一九四三)年に来日して、折から講演旅行をしていたドイツの著名な地政学者エブナー博士が静六の住む歓光山荘を訪ねた。二人の話ははずみ、人生論へとおよんだ。エブナー博士は、静六が説明する『人生計画』の草稿を見ながら、言葉を尽くして褒めた。
「人生計画学は、世界の人々の求めるところであるが、これは、非凡の才能と、長寿とが備わらないとできない仕事だ。ゲーテも筆を染めたが、稿半ばにして()ってしまった。あなたの手で成し遂げられたとは素晴らしいことだ」

 この言葉に背中を押され、静六は人生計画を仕上げるにいたる。

【計画生活があってこそ「人間」と呼べる】

人間とは計画生活を行う動物なのだ。


◆本多静六が考えた、人間と動物を分けるもの

「人間は社会的動物である」(セネカ)
「人間とは道具を使う動物である」(カーライル)
「人間とは笑う唯一の動物である」(ベルグソン)

 古くから、賢者たちは、人間をさまざまに定義してきた。小説家のマーク・トウェインは、「人間は顔を赤らめる唯一の動物である。あるいはそうする必要のある唯一の動物である」とユニークに切り込んでいる。

 しかし、静六は、こう唱える。
「人間とは計画生活を行う動物なのだ」

 まさに静六の人間観がうかがえる定義である。動物は経験と本能で生きている。その行動は行き当たりバッタリで、計画性と言えるものはない。

 しかし、人間の生活には、どんなにデタラメな人でも、本質的に計画性がみられる。この点が、人間と動物との画然としたちがいになっている。とすれば、みずからの「人生計画」を、より計画的・組織的・創造的に行うことが、人間の存在を高めることになるのだ。
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