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安岡正篤 こころを磨く言葉
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生き方・教養
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第8章 人を動かす・世の中を動かす ──「その他大勢」から一歩抜け出すための処方箋

『安岡正篤 こころを磨く言葉』
[著]安岡正篤 [解説]池田光 [発行]イースト・プレス


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【人の心は何によって動くか?】

あくまでも正々堂々と大義により、名分(めいぶん)(ゆるがせ)にしてはならぬ。
人間を動かすものは利害であるなどと考えている間は天下を論ずるに足らぬ。
それは「真の利害」すら(わか)らぬのである。
人間を動かす最も厳粛博大(はくだい)なるものはやはり大義名分である。


◆人を心から動かすものは「大義名分」である


 人間を動かすものは、なんでしょうか。

 お金でしょうか。たしかに利益や快楽のあるところに人は近づき、損や不快を避けようとします。

 しかし、このように考えている限りは、天下を論ずることはできないと、安岡はいいます。

 人を芯から動かすものは、利よりも義であり、大義名分なのです。

 どんな企業にも経営上の基本方針である「社是(しゃぜ)」がありますが、ある企業は社是の上に次のような「大義」を掲げました。

 ・車好きのユートピアを創ること

 ・世界中のドライバーを車好きに変えること

 これがオートバックスという企業が社会に存在する意義です。これら二つの「大義」が組織の隅々まで浸透した結果、スタッフたちは世界中のドライバーを車好きにしたいと天下を論じ、日々の仕事に誇りを持って取り組んでいるのです。

【なかなか人に任せられないときには?】

出来るだけ優秀な人物を漏れなく認識すること、
即ち賢者を知ることであります。これが第一原則。
それから知った賢者を、知っただけでは何にもならぬので、
これを挙げて用いる、これが第二。
それから第三は、用いてはこれに任せること。(略)
実際任用ということはそういう優れた人物を挙げてこれを用い、
用いて任せるということなのであります。


◆「任用」ではなく「使用」になっていないか


 任用というのは、[1]優れた人物を用いること、[2]その人物に任せること、という二つのことから成っています。
[1]優れた人物を用いる

 まず、広く人物を知っていることが前提です。知らなければ、人材はいないのと同じことです。発掘する努力が求められます。

 次に、人物を用いるには、適材適所がポイントとなります。そのポストには、どんな人材がふさわしいのか。固有名詞で誰を用いるのかという具体論が求められます。
[2]その人物に任せる

 任せるとは、責任と権限を与え、当人の自由にやらせることです。もし、[1]をしっかりやっておかないと、任せることはできません。また、目的や目標を共有しておかないと、任せることはできません。

 安岡は、多くの場合「任用」ではなく、「使用」になっていると注意しています。
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