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お医者様が教える「脳で感じるセックス」入門
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はじめに

『お医者様が教える「脳で感じるセックス」入門』
[著]ドクター林 [発行]扶桑社


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「脳で感じるセックス」のススメ


 日本人はもっともっとセックスをしなくてはいけません。

 最近、とあるコンドームメーカーが行なった調査では、日本人のセックス回数は年間平均48回で、世界で3年連続ダントツの最下位であることが明らかになりました。

 世界平均は103回、トップはギリシャの164回というのですから、日本人はギリシャ人の3分の1にも満たないわけですね。

 しかも、調査結果では、満足度も非常に低いものだということです。

 近年、テレビ番組や女性向けの雑誌などで「セックスレス」という言葉を目にする機会も増えています。しかも、新婚カップルや同棲中の恋人同士にまで広がっているらしいのですから、ただごとではありません。
「少子化」を問題にするのなら、まず「少セックス化」を問題にしなければいけません。楽しくセックスができない国に住んでいて、幸せなはずがないのです。

 少セックス化の原因はさまざまで、日本人特有の控えめな気質ももちろん関係しているでしょう。過酷な現代社会では、落ちついた環境でセックスする時間や精神的な余裕がないのかもしれません。

 ただ、少しうがった見方をすると、今のセックスがたいして気持ちよくないから、これだけセックスレスが広がっているとも考えられます。

 人間は、気持ちいいことや楽しいことを自発的に求める生き物です。

 それにもかかわらず、日本で少セックス化が進むのは、きっと、世の中に「気持ちよくないセックス」「満たされないセックス」が蔓延しているからに違いありません。

 だとすれば、発想を転換しなくてはなりません。

「セックスはお互いの脳と脳とのふれあいである」


 そんなことを言うと、けげんな顔をされる人もいるかもしれませんね。
「何を言ってるの、セックスは下半身でするものではないか」と。

 間違っています。そういう考えの人はきっと本当に気持ちいいセックスを経験していないのではないでしょうか。

 人体の中で、気持ちよさを感じる部分は「脳」なのです。

 木でいえば幹です。それ以外の部分はあくまでも枝葉末節に過ぎません。

 幹である脳に「気持ちいいですよ」という情報を伝えているだけなのです。

 キスも、愛撫も、セックスそのものも、すべては脳にその情報が達して、はじめて「快感」となります。「気持ちいい」という感情や「頭が真っ白になった」という感覚や「満たされた」「癒された」という気分が生まれるのも「脳」があるから。

 最高に気持ちいいセックスを味わいたいのなら、「脳が感じるセックス」を目指さなければならないのです。


 本書では医学的な見地から見て、どのようにすれば、
「気持ちよく幸せな気分を存分に味わうことができるセックス」
「身も心も満たされ、また愛しあいたいと思えるようなセックス」

 ができるかを、「脳」という観点から考えていきます。


 キーワードのひとつは「脳内麻薬」です。
「脳内麻薬が、あなたのセックスを素晴らしいものにする」

 そんなことを言うと、あなたは、ちょっと逃げ腰になるかもしれませんね。「麻薬」という語感から、とても非合法なイメージが浮かんでくるためでしょう。

 でも、心配ご無用。ここでいう脳内麻薬とは、「脳内ホルモン」と呼ばれ、痛みを抑制してくれたり、快感をより高めたり、安らぎを感じたりするために脳の中から自然に分泌される物質のことです。
「幸福感」や「満足感」、「快感」「恍惚感」「陶酔感」といった「生きる歓び」を脳に感じさせるもので、心と体の健康を維持するためになくてはならないもの。

 決してホンモノの麻薬のように中毒になったりするものではありません。
「脳が感じるセックス」を実践するにあたっては、「脳」を気持ちよくさせる、この脳内麻薬のメカニズムを理解する必要があります。

 誤解を避けるために強く言っておきますが、セックスが気持ちよくなるからといって、本当の麻薬を使うことは厳禁です。麻薬は、脳の自発的な働きを阻害し、心と体を破壊してしまいます。

 そこで、本書では、脳が「気持ちいい!」「快感!」と感じるために分泌される、さまざまな脳内物質のことを、あえて、「脳内媚薬」と呼ぶことにします。
「脳内媚薬」は、忌まわしい麻薬とは違い、健全な心身を保つために、絶妙のバランスで、自発的に分泌されるもので、人間が感じる「快感」のカギを握っているのです。

「脳が感じるセックス」には、「自律神経」も大事です。

 自律神経というのは、呼吸や消化など、私たちがいちいち考えなくても、知らず知らずに行なっている生命活動を調節する神経のことで、これもまた「脳」の働きのひとつです。

 最近、「心の病い」を患う人が増えていますが、自律神経がうまく働かないことがその原因のひとつになっています。「自律神経失調症」といって、心の悩みが、めまい、頭痛、動悸など体に出てしまう病気が増加中なのです。人間が心身のバランスをとって健康でいるために、自律神経はなくてはならないものです。

 この自律神経には、人間を緊張させて勉強や仕事などへの積極性ややる気を起こさせる「交感神経」と、人をゆったりとリラックスさせてくれる「副交感神経」があります。

 日々、のんびりしていては勉強も仕事も進みませんが、かといって、ストレスばかり溜めてしまうと、副交感神経がうまく働かなくなってしまい、疲れ果ててしまいます。だからこそ、時には環境や意識を変えて、副交感神経がうまく働くようにしてあげなくてはいけないのです。いわゆる「癒し」ですね。

 あわただしいセックスは交感神経ばかりがピリピリして、癒されません。時には、ゆったりと、時間や周囲を気にせずセックスに没頭することが大切なのです。


 そのほか、快感を高めるためには、「脳波」も大切です。

 やや緊張した状態で発生するベータ波、興奮しているときに出るガンマ波ではなく、心身がリラックスしているときに生まれるアルファー波が優位の状態でこそ、セックスにスムーズに集中できて、気持ちよくなれるのです。

 日常生活における悩みを頭の中から排除し、心と体を解き放った状態で愛するパートナーとのセックスに没入する――これこそ、脳で感じるセックスの基本形というわけですね。

 キスの具体的やり方、愛撫の正しいやり方、それももちろん重要です。

 しかし、まずは、どうしてセックスって、そんなに気持ちいいのか? どうしたら、もっと気持ちよくなれるのか? を考えてください。
「脳」に刺激や快楽や高揚感、爽快感がスムーズに伝わってこそ、はじめて気持ちいいセックスは可能になるのです。
「脳で感じるセックス」のさまざまな知識や技法が、今まで体験したことがないような素晴らしいセックスを、あなたにもたらすことを心より願っています。
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