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名著で読む世界史
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歴史
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歴史記述における二つの古典

『名著で読む世界史』
[著]渡部昇一 [発行]扶桑社


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 ギリシアというと、よく「古典世界」といわれますが、まさに、あらゆる面での古典をつくった民族がギリシア人であるといえるでしょう。その「古典」という意味は、一つには、それがわりとコンパクトで、その「形」がよく見えるということです。同時に、将来にわたっての規範となるようなものを残したということでもあります。

 歴史の記述においても、ギリシアは規範を残しました。それは、ヘロドトス(紀元前四八五頃~紀元前四二五頃)とトゥキディデス(紀元前四六〇頃~紀元前四〇〇頃)という二人の歴史家の著述です。歴史の記述の仕方に、大きく分けて二つのやり方があるとすれば、その二つは、このヘロドトスとトゥキディデスの記述の仕方に、典型的に示されているのです。

 ヘロドトスのほうは、自分が実際には体験しなかった出来事を、文献や伝承などに基づいて書いています。これは普通、歴史を書くときに、歴史家は必ずしも自分の体験したことではないことを、いろいろな史料に基づいて書くわけです。ヘロドトスはそうした史料によって書いているのです。

 一方、トゥキディデスのほうは、ほとんど自分が体験したペロポネソス戦争(紀元前四三一年~紀元前四〇四年)の実体験をもとにして書いています。

 両者の歴史の記述には、それぞれ特徴があって、ヘロドトスのほうは、比較的広い視野から書くことができますし、トゥキディデスのほうは、やはり体験ですから、時間的にも地理的にも書ける範囲が狭くなります。

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