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「ヤバイ…オレ無一文だ」

『NGO世界一周!』
[著]阿部亮 [発行]扶桑社


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 世界三大地獄交通区間という表現があるらしい。僕なりに世界三大地獄交通区間をあげてみたい。ひとつは先に話した中国からラサへ向かう鉄輪タクシー、ふたつめは次章で紹介するカンボジアの地雷原越えバス、三つめがパキスタンの灼熱列車だ。

 あるとき僕は、イラン国境に向かうため、アフガニスタンとパキスタンにまたがるバルチスタン砂漠を横断する列車に乗り込んだ。この列車、夏場には気温が五〇度近くになる不毛のバルチスタン砂漠地帯をえんえん六〇〇キロ、一八時間かけて走り抜ける。
僕が乗ったときも車内は蒸し風呂状態で、車窓から見えるのは、どこまでも続く砂漠だけ。まさに映画『アラビアのロレンス』の世界だった。しかも、パウダー状の砂に反射した太陽光が眩しすぎて、雪目ならぬ砂漠目? になりそうで長く景色を楽しむこともできない。過酷な暑さの中、身動きが取れないほど狭い車内で絶えず頭がぼーっとする。このまま僕自身が蒸発してしまいそうだ……。

 ただ乗っているだけなのに、へとへとになりながら、夜を越えて暑さが緩んだ翌朝、イラン国境へ到着。やっと砂漠から脱出だ! と喜びもつかの間、国境を越えると今度はごつごつした“岩”の砂漠が待っていた。
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